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「構いませんよ。すみませんが、少しこの子と2人で話をさせてくれませんか?」





女の人「分かりました 何かありましたらいつでも呼んで下さい」





そう言うと女の人は部屋を出て行った













そしてこの怖そうな男の人と2人きりになると直ぐに男の人は口を開いた





「紹介が遅れたね

私の名前は夜蛾正道だ よろしく」




どうやらこの怖い人は夜蛾正道という名前らしい




私はもう一度コクリと頭を下げた










夜蛾「早速だが単刀直入に聞こう


A、オマエの家族を殺したのは人ではないな?」





『!!』









夜蛾「その反応からするに間違いないな」






『…おじさんも見えるの?』




夜蛾「ああ、見えるよ」






私が話せることを分かっていたのか口を開いたことに驚きを見せることなく私の質問に答えてくれる








夜蛾「アレは呪霊と言ってな 人間から流れた負の感情から生まれたものなんだ」




『じゅれい?』





夜蛾「ああ、その見える力は基本生まれた時から持っているものだ

Aも物心ついた時から見えてたんじゃないか?」






『うん見えてたよ

…でもあの時お兄ちゃんたちも見えてるみたいだった』




夜蛾「死に際とか特殊な場では見えることもあるんだ」




『そーなんだ』










夜蛾「それでだA、高専に来ないか?」




『こうせん?』




夜蛾「ああ、Aのように見える人がいるところだ」





私とこのおじさん以外にも見える人がいるのか









でも正直今となってはどうでも良くて

私は今すぐにでもパパやママ、お兄ちゃんのところに行きたかった








家族が居なくなってしまった今

私は何もする気が起きなかったのだ










『そのこうせん?には行かない

私はお兄ちゃん達のところに行くの』







夜蛾「そうか」







そう言うと私の頭を子どもをあやすかのように撫でた






何だろ…このおじさんのこと初めは怖いって思ってたのにこうして撫でられると落ち着くな










夜蛾「でもな」





頭を撫でながら話を続けるおじさん





夜蛾「そんなことをして御家族が喜ぶと思うか?」





『っ、』





決して怒っているような口調ではない


でも、その言葉は私の心に突き刺さった

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レモマカ(プロフ) - ああさん» こちらこそ読んでくださりありがとうございます!これからもお付き合い頂けると嬉しいです! (11月18日 16時) (レス) id: 96f274a3fd (このIDを非表示/違反報告)
レモマカ(プロフ) - いちきちゃんさん» 気付きませんでした!ありがとうございます! (11月18日 16時) (レス) id: 96f274a3fd (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん(プロフ) - すみませんオ/リ/フ/ラ外し忘れてます… (11月17日 23時) (レス) id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 続編つくってくださり、ありがとうございます。これから完結するまでずっと読み続けます!なので、これからも体調に気をつけて更新頑張ってください!応援してます! (11月17日 4時) (レス) @page3 id: 26843e8005 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レモマカ | 作成日時:2023年11月16日 2時

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