検索窓
今日:13 hit、昨日:1 hit、合計:18,889 hit

なんかキミとは楽しめそう ページ6





車から、ピィーッと駐車するときの例のけたたましい音が出る。






「Aちゃん、着いたよ」





北さんのハトコ、Aちゃんを今日から預かることになった。
第一印象は完全に北さん。けどちょっと抜けてる感じで、似たのはルックスのみらしい






『ありがとうございました』





「とりあえず部屋行ってみよな、荷物持つわ」





ズッシリしたリュックに手提げバッグ。相当重いだろうと半ば強制的に2つとも持ち上げた。





『宮せん…宮さんでも良いですかね?』




「何なら侑って呼びや、宮さんなんてあんまし呼ばれん」


そう言うと、Aちゃんはヘヘッとはにかむ。冷えた息が白くなって口から漏れた。


辺りは大分暗く、肌寒い。Aちゃんも同じことを思ったのか、「まだ5時なのに…」とそっと呟く。





「……あっ、俺の部屋は5階な。このマンション地味に構内複雑やから」




エレベーターに乗り込み、そう伝える。この子なら大丈夫だと思うけど念の為。




『分かりました』




5、の数字にランプが灯り、開いたドアから一緒に出た。曲がり角から1番目の部屋だから結構分かりやすいと思う

鍵を開け、暗い廊下の先には閉まった扉。「お邪魔します」と彼女が後ろからついて来た





「ここココ、Aちゃんの部屋にしてええよ。物置部屋だったし、あんま広か無いけど」




『あ、ありがとうございます…!』




俺の言った通り、容赦なく狭い。しかも殺風景。とりあえず布団を敷いて、小さい机を置いたぐらいだった





「なーんか申し訳ないな…」


『いえ!嬉しい…』




一旦部屋に荷物を置き、夕飯まで寛ぐよう促す。ブンッと残像が見えるぐらいのお辞儀をしてAちゃんは部屋に入って行った




「かわええなぁ」








 







…違う。決してそういう趣味ちゃうぞ。










なんかアナタの妹になった→←なんかアナタと仲良くできそう



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (66 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
229人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー!! , HQ!! , 宮侑
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

真柴白(更新期待してます) - 面白い更新期待です☆ 侑が、優しい作品ですね。珍しいですね。 (2021年2月5日 2時) (レス) id: b8cb4c9ad0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - えへへ…ツムと同居や…←(お巡りさんこいつです)これからも無理せず頑張ってください! (2020年12月12日 13時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シンカイギョ | 作成日時:2020年10月16日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。