なんかハトコが頼んだらしい ページ2
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「A！信介くんから電話」
『ハイ！』
夕食中、急に固定電話が鳴った。母が急いで出たが、1分もしない内に私が呼ばれる
相手は祖母の姉の孫。所謂ハトコ。
『信介くん、どうしたん？米とれた？』
「先月収穫したばっかやからまだや。稲も植えてへんよ。それよりお前、東京の高校行く言うてたやろ？その話。」
『引き止めよう思てる？』
「ちゃうわ、まだ住居決まってへん、ってぼやいとったな」
『うん。調べたけど、どこも家賃とか高すぎてあかん。オンボロ住みたないし』
「せやろな。俺の高校の後輩が住まわしてくれるて。家賃やらは半々で」
思わずガッツポーズした。信介くんに何度もお礼を言い、見えないと分かっていても頭を下げまくる
「俺もお前の一人暮らしは不安やったし、オカンも安心して見送れるやろ」
『信介くんありがと！後輩ってどんな人？』
「バレー上手いヤツ。ユースにも入ってるしな、お互い気ぃ合うんちゃう？」
『ホンマに！絶対仲良うなれる』
フッフと信介くんが笑ったのが分かる。つられて笑っていれば、「詳しいことは後日な」と、そう言って電話を切った。
『母さん父さん！私東京行っても生きてけるで！』
夕食の途中だった事も忘れて、ソファに思い切りダイブした。
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真柴白（更新期待してます） - 面白い更新期待です☆ 侑が、優しい作品ですね。珍しいですね。 (2021年2月5日 2時) (
レス) id: b8cb4c9ad0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - えへへ…ツムと同居や…←(お巡りさんこいつです)これからも無理せず頑張ってください！ (2020年12月12日 13時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シンカイギョ | 作成日時：2020年10月16日 19時
