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部屋に戻ると桜子が心配してきた。



ロビーで話してる時間が長かったから

心配になったらしい。








「全然大丈夫だよ。なんか疲れちゃったから今日はもう寝るね。

桜子、冷蔵庫の中のものとか自由に使って!

寝る部屋は廊下出て右のとこだから」




桜子にそう言って、寝室に向かった。





改めて一人になって考える。



「松田さんになら話しても平気かな」




そう思った。


今まで引かれたり同情されたりするのが嫌で

隠してきた。




でも次松田さんに会ったら話してみようかな。









彼はどう思うかな。







昔のこと思い出させてしまうかな。


もしそうだとしたら話さない方がいいのかも。とか


いろいろ考えたけど


やっぱり彼には隠したくなかった。

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作者名:げん | 作成日時:2020年11月8日 19時

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