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北「 おおっ〜。 」


「 は?それだけ? 」


北「 いや、色々話したいけど、とりあえずここ出てからじゃないとさ、 」



俺も色々とやんなきゃ行けないことあんのよ。


と言うと、荷物等を持ち出して来た。




北「 荷物は2日とかそのくらい前にもうまとめてら後は…釈前教育があったわ。
まあだいたい2週間くらい?だったかな。…もう終えてるけど 」


「 じゃあもう解放なんだ 」


北「 って訳でもないよ。 身元引受人がいるんだけどそれを樹達にって思ったけど…お願いしてもいいですか……? 」


樹「 てか、俺たちが身元引受人じゃなかったら通知も来ねぇし、迎えに来てねぇよ。」


北「 だよね、ありがとう… 」



それから、学校の卒業式のような式典を行い、
報奨金、領置金、貴重品の返納手続きを終えた彼は、

長い年月を経て、無事に出所する事が出来た。



彼とみんなで肩を並べて、塀の外へと出て、車に乗って樹くんの運転で車を進行させた。





北「 みんな、ほんとにありがとう、 」


風「 改めて北斗から感謝されると気持ち悪ぃな笑 」


北「 なんでだよ笑 」


『 おかえりなさい、北斗さん。 』


北「 ただいま。Aちゃん 」


樹「 てか、北斗これから先どうすんだよ 」


慎「 確かに、就職先とかどうすんの? 」


北「 こんな奴が店で働いてたらその店誰も来なくなるだろ?

……だから、もう働かないで実家に帰ろうかな。 」

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作者名:むぽ | 作成日時:2022年2月11日 22時

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