管理人とお客（番外編） (ページ19)

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『樹どうしたの、今日甘えたの日？』

「今日いい？」

『優くん居るし、明日だって仕事でしょ、？』

「じゃあ土曜日予約入れとくわ。」

と言うとすぐ顔が真っ赤に染まるAが可愛くて、キスしてお風呂掃除に向かった。

『 …樹のばかっ。』

なんて捨て台詞、全くもって俺には響いてねえし、聞こえてすらない。

お風呂掃除を終え戻ってくると、リビングでスマホと睨めっこしてるA。

俺に気づくなり、こう言う。

『風磨さんも恋するんだね。』

携帯を見せられ、見てみると、

ふーまひなちゃんって子、知ってる?

ふーま樹のやつ、知ってんのに教えてくんなくてさー。

ふーまAちゃんも何か知ってたら教えて欲しいっす!!

「知ってんの、ひなってやつ。」

『元・客だよ。
今だから言えるけど、あの子樹のことも身体も好きだったみたいだよ。』

「ふーん。俺はホテルに来た時からAしか見てねーけど。」

『私も、なんだかんだ樹しか見てなかったもん、
私、樹の全部が大好き。』

土曜日までにこの仕事おわらせよ。
じゃねーと、楽しめない絶対。

「ちょっと携帯貸して」

A俺とAがお前のキューピットになってやるよ

Aその代わり、アレ貸してくんね

ふーま人助けしただけなのにAちゃん可哀想〜笑

ふーま貸すのだるいからあれごとあげるわ。乱用すんなよ?笑

Aさんきゅ。言われなくても分かってるわ。笑

『 (アレってなんだろう…。可哀想って、、)』