記憶 ページ9
「 …そうだね、ごめんね 」
？�掘� なんかおかしくね？ 」
「 この子、意思も感情も無かったんだよね。
最初は感覚すら無かったけど、感覚は取り戻してきてるみたいでさ、 」
？�機� 親は居ねえの？ 」
「 居ないって。」
？�供� 苗字が分かれば親探せるんじゃない？ 」
「 それがさ、聞いても分かんなかったんだよね 」
？IV「 じゃあ、Aって言う名前は北斗が付けたんだ！ 」
「 そういうこと。 」
？�機� 北斗、この子知ってんの？お前のこと。 」
「 名前だけ。それ以外は何も 」
？�掘� 教えねえの？ 」
「 教えても分かるか分かんねえし。」
『 なんのこと 』
「 A、とりあえず寝てよっか。 」
『 だれ 』
「 A？ 」
『 夜なのに何で人が居るの 』
「 A、これは 」
『 ほくと 本読んでたら思い出したんだ 』
「 思い出した？…何を？ 」
急に淡々と喋り出す彼女は、きっと寝ずに本を読んでいたのか。
安易な考えだったけど、そうみたい。
『 何で階段から落ちたのか分かったよ 』
「 そっか。その話、聞かせて？ 」
『 うん死んだから 』
「 誰が死んだの？ 」
『 わたし 』
？IV「 えでも、生きてるじゃん？！ 」
？�后� だから、ジェシーちょっと静かにしてって、 」
？IV「 ごめんって、 」
『 飛行機が落ちて死んだ
そしたらだだっ広い空間に居て大きな人が言ってた
" 人間に戻れるだけ感謝しろ "
それから人間になって戻ってきた
だけどお母さんもお父さんもお姉ちゃんも居なかったから探してた 』
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作者名：むぽ | 作成日時：2022年1月6日 19時
