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警察にもさっき男の人に同じ事を聞かれたけど同じ事を言うしかない。
「 こりゃ困ったな… 」
どうやら警察の人もお手上げ状態。
施設に入れる話も出てき始めた。
「 でも、意思も感覚も感情も無かったら施設に入れても同じだよな。 」
「 どうします？ 」
「 通報してくれた方に戻すか？ 」
「 引き受けてくれますかね 」
そして、またあの男の人の元に行くことになった。
男の人は驚いていて警察から説明を受けた後、
分かりました。と承認した様子。
「 これからよろしくお願いします 」
「 はい、わざわざありがとうございました〜。 」
ガチャと物音がした後、男の人が戻ってくるなり、
「 俺にそんな役割が来るとはなぁ〜。 」
「 どうしよ、まず何からするべき？ 」
うろちょろ、ごにょごにょ、
何かと落ち着かない男の人をただ目で追うだけ。
「 なあに見てんのよ 」
『 ？ 』
「 そっか、感情無かったな 」
『 … 』
「 質問しないと答えてくれない感じ？ 」
『 …？ 』
「 名前、決めよっか。何がいい？ 」
『 分からない 』
「 …困ったなぁ、 」
眉を下げて、ずっと見つめてくる男の人。
時間は実に10分。
すると、急に立ち上がった。何か閃いたみたいに。
「 今日から貴方はAだよ。 」
『 A？ 』
「 A、よろしくね 」
『 A 』
「 気に入ってくれた？ 」
『 分からない 』
「 まじかぁ、 」
" これからどうなる事やら… "
と少し困り口調な男の人。
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作者名：むぽ | 作成日時：2022年1月6日 19時
