15話 ページ16
森「うーん、弾は抜けてるから良かったねぇ。残っていたら、摘出手術しなきゃいけないところだっよ」
太宰に撃たれたAは、あの後直ぐ中也に医務室に連れていかれた
ボスであり、医者でもある森に直ぐに診せた
森「後遺症も残らない、大丈夫だよ」
森の言葉に中也は胸を撫で下ろした
中也「ありがとうございます、ボス。A、大丈夫か……?」
『うん、ボスの手当てが上手かったから。ありがとうございます、ボス。今度エリス嬢のドレス、選んできましょうか?』
森「いいのかい!?」
『はい、勿論』
森はエリスのドレスを選んでくれるというAの言葉に、大人気なく目を輝かせた
森「それは助かる。けど……」
『?』
森「無理をしてはいけないよ、君は大切な部下。私達ポートマフィアの仲間だ、いいね?」
『はい、程々にしときます』
Aが笑い答えると森は医務室から出ていった
森が出ていくと、中也がベットに腰掛け、撃たれた右足を触った
中也「痛かったな……」
『ちょっとだけ』
中也「ちょっとな訳ねぇだろ……また、傷が増えちまったな。俺がもっと早く来てりゃ、いや、太宰が銃を持った時に蹴り飛ばしてりゃ怪我しなかった」
『……中也』
中也「何だ?」
『僕、やっぱり駄目な妹かな?何がいけないのか、わかんない。何が兄さんを怒らせるのか、わかんない』
中也「駄目な訳ねぇだろ、お前はとびきり優秀だ。幹部補佐と準幹部の立場を両方持ってる奴なんざ、中々いねぇ。相当の実力と技量が必要だ」
『でも、兄さんはいつも使えない、駄目、役立たずだって。褒められた事なんて一度もないし、否定しかされた事ない。何が足りないんだろ、何があれば、兄さんは認めてくれるんだろ』
中也「それは、俺にも分からねえ。あの青鯖は、何考えてるかあんまり分からねぇからな。だが、少なくとも俺はお前を認めてる。お前は十分強い、俺が保証する」
中也が頭を撫でると、Aは嬉しそうに笑った
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奏(プロフ) - 初めまして!読みさせていただきました!とてもおもしろく文ストの中で一番お気に入りになりました! (2022年3月6日 11時) (レス) id: 58f865f500 (このIDを非表示/違反報告)
狂 - あのー33話の「あぁ、聞いていたよ。泣きはしないけど……」のところ太宰さんではないでしょうか?織田さんになっているので、違っていたらすみません。(..) (2021年7月10日 18時) (レス) id: 9d7ef0cd22 (このIDを非表示/違反報告)
狂 - あまり見かけないような内容と設定にひかれました!たのしみにしてます!更新頑張って下さい!(о´∀`о) 追記自傷無色に少し似てますね (2021年7月10日 18時) (レス) id: 9d7ef0cd22 (このIDを非表示/違反報告)
0wh790112p351y(プロフ) - 初めてましてです!本当に面白かったです!夢だと思ってるシーンで泣いてしまいました、、更新、応援しています! (2020年7月19日 18時) (レス) id: ff99cc9e63 (このIDを非表示/違反報告)
rin3636(プロフ) - 初めまして。いつも楽しく拝読しています。他にはない設定ですっかりハマってしまいました!大変かとは思いますが更新頑張って下さい! (2020年7月18日 23時) (レス) id: 72a1d947af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エリウ | 作成日時:2020年7月8日 15時