白銀の女神様【Fate/Grand Order】【ギルガメッシュ、エルキドゥ、キングゥ】 (ページ4)

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99話ページ4

『ブリテンは最後は滅んだって、マーリンが言ってた』

アルトリア「はい、そうです。ブリテンは、滅びました……」

『どうして滅んじゃったの？アルトリアはいい王様なのに？』

アルトリア「それは……」

滅んでしまった、いい王様

自分が選定の剣を抜き、王になった事でブリテンが滅んだ

そう思っているアルトリアにとっては重い言葉だった

アルトリア「私は、良き王ではありません」

『どうして？』

アルトリア「私は選定の剣を抜き、王になってしまった。私の不甲斐なさのせいで、ブリテンは滅んだのです。王になるべきは、私ではなかった」

『何か間違っちゃったの？』

アルトリア「何もかも…いえ、最初から間違っていたのかもしれない。選定の剣を抜いた、あの時に」

『間違えちゃ駄目なの？間違えてもいいんだよ？

間違えても良い、その言葉にアルトリアは俯いていた顔を上げた

アルトリア「間違えても、いい…？」

『うん、間違えてもいいんだよ？』

アルトリア「っ……いえ、王は間違えてはいけない。正しき道を示し、照らさなければいけない」

『王様だから間違えちゃダメなんて、そんな事無いよ。ギルだって、沢山間違えた』

ゴッ！

弓ギル「俺は何もしておらんぞ！？」

今度は何もしていないのに粘土板で叩かれたギルガメッシュ(弓)

傍から見れば理不尽だ

しかしこれはAにとってはただのじゃれ合い

粘土板で頭を叩くなどは生前からしていた

『ギルはね、沢山間違えたんだよ。神様と縁を切るって言って、一夫多妻制だったとはいえ人の奥さんを寝とって、王様だから俺はいいって言い訳して、それから──』

エルキドゥ「A、それくらいにしてあげよう、ギルが落ち込んでしまったよ」

『？』

見るとギルガメッシュ(弓)が顔を青くして膝を付き、俯いていた

『ね？ギルの方がいっぱい間違えてるでしょ？』

アルトリア「その、私とはスケールが違うと言いますか……神代は、大変なのですね…」

ギルガメッシュのかつての横暴さ、そして数々の赤裸々な事情を知ったアルトリア

勿論ドン引きしたのは言うまでもない