91話 ページ44
『え、えぇと……ほ、ほら2人共、1人を追い掛けるのは良くないって昔シャマシュが言ってたよ!』
エルキドゥ「シャマシュは今関係無いだろう?」
『で、でもヌンガルだって言ってたしぃ……』
キングゥ「ヌンガルに至ってはギルガメッシュの息子だろ、尚更関係が無い」
『でも、皆が言う事は守った方がいいって言うか…』
エルキドゥ「今の状況と皆は関係ないよ?」
キングゥ「言い訳をしないで潔く言った方がいいんじゃないか?」
『…………』
黙りなA
それを見たエルキドゥは強硬手段に出た
エルキドゥ「A」
『?』
エルキドゥ「3人でゆっくり話そうか、ボクの部屋で」
Aが一気に顔を青くした
Aは知っている
エルキドゥの話をしようは、尋問なのだ
キングゥ「あぁ、その手があったか」
『ま、待って2人共…答えられないのには訳があって…』
エルキドゥ「訳があるのかい?なら尚更その訳を聞かなければいけないね」
キングゥ「黙っててもスッキリしないだろう?話せば楽になるんじゃないか?」
『ら、楽にならないよ…』
エルキドゥ「話してみないと分からないよ」
聞き出そうとする2人にAはマズイと思い、カタカタと震えた
『話さない方が楽な事もあるかも、しれないよ…』
エルキドゥ「そんな事ないよ、どんな理由でもボクらは受け入れるから」
キングゥ「だから言った方が身のためだぞ」
『(身のため!?今身のためって言ったよ!)』
キングゥ「ここでボクらと一戦交えるか、それとも話すか、選ぶのはAの自由だけど。一戦交えるかい?」
エルキドゥ「ボクも構わないよ」
『……………お話、します』
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作者名:エリウ | 作成日時:2022年2月27日 9時