検索窓
今日:14 hit、昨日:46 hit、合計:17,638 hit

原初の星、見上げる空:82話 ページ34

ギルガメッシュ「よもや貴様ら、ウルクの滅びは自分達のせいだと思っておる訳ではあるまいな?ティアマト神を解放したせいだと」

神妙な顔で俯く藤丸とマシュを見て、ギルガメッシュはため息をついた

ギルガメッシュ「愚か者共め、その様な慚愧1000年早いわ。マシュ、貴様は生き残ったシュメルの民を、たった500人と言ったが、それは違う。”500人も残った”が正しい。何しろこの極面において、ウルクに残るのは俺1人だと千里眼は示していたのだ。だが実際には500人もの命が残った、俺はこれを偉業と考える」

『本来なら有り得なかったんだよ』

藤丸「王様とAさんは知っていたんですね」

ギルガメッシュ「あぁ、それに民もな」

マシュ「えっ?つまり、市民の皆さんは結末を理解した上で戦い抜いてきたのですか?」

ギルガメッシュが頷くと、マシュは笑顔を浮かべた

マシュ「凄い、とても凄いです!」

ギルガメッシュ「よくぞ微笑んだ、マシュ・キリエライト。哀れみなど浮かべようものなら、引導を渡しておったわ。貴様達はウルクの民を助け、この地を慈しみ、女神共との対決を選んだ。それが未来を変えたのだ、自責など止めよ。誇れ、貴様らにはそれが似合う」

83話→←81話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
52人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:エリウ | 作成日時:2022年2月27日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。