決戦:65話 ページ17
ギルガメッシュが無事冥界から戻り、藤丸達もウルクへ帰り着くと決戦へ向けての作戦会議が始まった
ギルガメッシュ「これより、ゴルゴーン迎撃作戦会議を開く」
そしてシドゥリが現状報告を始めた
シドゥリ「現在ウルク北壁にはゴルゴーン本体の大進行に備え残された兵力を集結させております。一方、魔獣達も杉の森に集結。その数、こちらの10倍以上」
ギルガメッシュ「そうだ。この状況、人類に勝ち目はない。となれば、こちらに出来る手は敵本陣への強襲のみだ」
藤丸「今回は撃って出る、って事ですね」
ギルガメッシュ「あぁ。我らウルクの民、総力を上げて半日北壁で時間を作る。貴様らはその半日で、ゴルゴーンの本拠地、鮮血神殿を攻略せよ」
イシュタル「それでゴルゴーン本体の撃破も可能になるわ。でも、そんなに上手くいくの？そもそも、どうやって鮮血神殿を破壊するのよ？神殿自体を破壊せずに入れた例外は、ゴルゴーンより神性が上回っているAだけなのよ？」
ギルガメッシュ「そこは、マルドゥクの斧を用いる。あの斧ならば鮮血神殿を破壊し、内部への道を開くだろう」
シドゥリ「マルドゥクの斧は、ブラックジャガーを名乗る謎のサーヴァントから既に納品済み。そのまま北壁に向かわせています」
ケツァルコアトル「でもそれはちょっと困ったわね。あの巨大な斧を輸送したら、たちまち魔獣に狙われ落とされてしまうでしょう」
ギルガメッシュ「では投げればよい」
マシュ･藤丸「え？」
ギルガメッシュ「何を驚いている。それくらい出来るだろう、南米の女神とやら」
ケツァルコアトル「北壁から神殿まで30キロよね。まぁ、投げるだけなら出来るけど」
シドゥリ「出来るのですか！？」
ケツァルコアトル「うーん…でもやっぱり駄目ね、だって三女神同盟があるんですもの」
藤丸「あのお互い攻撃してはならない、という不可侵の誓い？」
ケツァルコアトル「そう、破ればその女神は消滅する決まりにしちゃったから」
ギルガメッシュ「A、お前は出来るか？」
ギルガメッシュの問にAは首を横に振った
『投げれない事は無いけど、鮮血神殿まで届かない。多分、途中で落ちちゃう』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 52人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エリウ | 作成日時：2022年2月27日 9時
