白銀の女神様【Fate/Grand Order】【エルキドゥ、ギルガメッシュ】 (ページ12)

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王の死:60話ページ12

それは突然の事だった

ギルガメッシュ「なんという、おぉ！何という恐ろしさか」

玉座に座るギルガメッシュが頭を抱え呟いた

『？』

シドゥリ「ギルガメッシュ王！一体どうなされたのですか！？」

シドゥリが心配して駆け寄ると、ギルガメッシュは笑いながら立ち上がった

ギルガメッシュ「遂に、《ラピュシテムの牙》の設計図が完成したのだ！見るがいい、そして目を剥くがいい！快新の出来だ」

ギルガメッシュが手に持っていた設計図の書かれた粘土板をシドゥリに渡した

シドゥリ「これは、正に天才の所業！王よ！建築家としての道も模索するべきでは！？」

『凄い、完璧な防御力と安定』

ギルガメッシュ「フン、褒めるな。真剣に迷うであろう」

『凄いね、シドゥリ』

シドゥリ「はい！では私はこれを兵器所まで届けて参ります。それまで少々、お休み下さい」

シドゥリが巫女達と共に玉座を後にし、座ろうとしたギルガメッシュだがふとふらついた

『ギル！』

Aが慌てて支えたが、ギルガメッシュは手で大丈夫だと制した

『ギル、少し休もう？頑張り過ぎだよ』

ギルガメッシュ「しかし…いや、確かにここ数日、根を詰め過ぎたか。玉座とは意を示すもの、体を休めるものではないが、今は仕方あるまいよ…」

そういうと、眠りについた

『また明日、頑張ればいいんだよ。だからお休み、ギル』

しかしその数時間後の事だった

『ギル！ギル！しっかりしてギル！目を開けて！』

ギルガメッシュが目を覚まさなくなっていたのだ