白布賢二郎:一仕事 ページ10
はぁ、すげぇ疲れた
一仕事終えた俺は風呂から出てきてそのままベッドに入った
今日は体力を使ったから、ぐっすり眠れそうだな
既にうとうとしてる
なのに、あと少しで眠るって所で
[ドンドンドン!]
大きな音で目が覚めた
ちっ、ふざけやがって
俺の睡眠を邪魔するなよ
その後も物音がうるさかったから、イヤホンをしてみたけど、それでも物音が気になって眠れない
五色なみにうるせぇな←
俺は寝るのを諦めて、待つことにした
それから暫く扉を叩く音は続いたけど
音はどんどん小さくなって、最後には音が止んだ
やっと終わったか
これでぐっすり眠れる
けど、炊事に洗濯…
色々と面倒になるな、まぁいいか
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〘 解説 〙
《炊事に洗濯…色々と面倒になるな》
まるで今まで自分はやっていなかった様な口ぶり。
実は白布には奥さんがいて、瀕死の奥さんをお風呂に閉じ込めている。
《一仕事》と言ってる事から、白布が奥さんに危害を加えたのだろう。
[ドンドンドン!]という音は奥さんの最後の悪あがき。
その音も徐々に小さくなり、最後には息絶えた。
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作者名:エリウ | 作成日時:2021年7月24日 15時