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川西太一:登山が趣味の友達 ページ33
友達が自 殺した
そいつは一人登山が趣味だったんだけど、足を踏み外して滑落
車椅子の生活になった
素敵な奥さんがいるのに、合コンや風浴に行ったり、浮気をしたりとか好き放題で、バチが当たったって言えばそうかもしれない
ある日、そいつは公園の木で首を吊った
これからの生活を悲観しての自 殺だったらしい
葬儀が執り行われたけど、式の間奥さんは大号泣だったらしい
後日、参列出来なかった俺は家に香典を持って行って、仏壇を拝んだ
ふと庭を見たら、女性用の登山靴が無造作に置いてあった
早々に帰ろうとした時に、奥さんがポツリと呟いた
奥さん「これからだったのに」
女の人って怖いなって思った……
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〘 解説 〙
[これからだったのに]
奥さんは川西の友達である夫に保険金を掛け、事故に見せかけて殺害しようとしたが、1度目の殺害に失敗、そして夫が自 殺してしまった為、保険金が入らなくなってしまった。
[女性用の登山靴]
滑落させたのは奥さん。
友達は車椅子なので、木を使って首を吊る事は出来ないし、保険金が欲しい奥さんが自 殺に見せかけるはずは無い。
奥さん以外の誰かに殺された。
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作者名：エリウ | 作成日時：2021年7月24日 15時
