山形隼人:人食い虎 ページ19
動物園から虎が逃げ出した
野生時代に人を食べた事があって、動物園に来てからも数人の飼育員が餌食になってた
しかも既に街に現れて市民を襲ってるらしい
市長の指示で俺は直ぐに市民は外出をしない様に非常事態宣言を出した
そして警察と協力して市役所に対策本部を開いた
市長「人食い虎捕獲に全力を挙げるのだ、これ以上犠牲者を出すな！」
俺はパトロール隊を結成して、待機の職員達は連絡と情報収集に当たった
逃走から2日目
人食い虎の行方はまだ掴めてない
市長はゲキを飛ばし続けてる
庁内の職員が昨日より減ってる、パトロールに駆り出されたのか？
3日目
かなりの職員が出払ってるんだろうな、庁内が閑散としてる
市長の姿も見えない
市長室の電話が鳴り続けていて、誰も出ないから俺が出ると軍隊からだった
軍「大臣から虎の射殺命令を受けて特殊部隊を編成しました、直ちにそちらへ出動させます！」
それを聞いて俺はホッとした
いくら凶暴な人食い虎でも、日本の誇る精鋭の特殊部隊には敵わねぇだろ！
でも…人食い虎は何処に行ったんだ？
俺は………
･
･
･
･
･
･
〘 解説 〙
人食い虎は市役所にいる。
日に日に人が減っているのは食べられているから。
《直ちにそちらへ出動させます！》
精鋭部隊を市役所に出動させるのは市役所の中に虎がいるから。
《俺は………》
山形もこの後、虎の餌食になったのだろう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エリウ | 作成日時：2021年7月24日 15時
