天童覚:優しいおじいちゃん ページ22
俺には優しいおじいちゃんがいた
おじいちゃんは俺が小さい頃から将棋を教えてくれて、いつも2人で将棋をしてた
けどある日、そんな幸せな日々は突然崩れ去る
おじいちゃんが突然亡くなった
死因は不明だけど、自 殺らしい
俺はその日、一日中泣いた
それから1ヶ月後に、両親が出掛けるから、俺は一時的におばあちゃんの家にいる事になった
天童「おばあちゃん」
祖母「ん？」
天童「形見としておじいちゃんの将棋セット貰ってもいい？」
祖母「あぁ、構わないよ」
天童「おじいちゃん、優しかったよネ…」
祖母「そうだねぇ」
俺はおじいちゃんの部屋に行った
だいぶ片付けられてるけど、将棋セットはちゃんと置いてあった
けど将棋盤に奇妙な文字が書いてある
[3五･6五” ･2一 ･9一 ･5二 ･2四” ･9五 8才]
8才…って確か俺がおじいちゃんにひらがな教えてもらった年齢だ
暫く考えた後、俺はこっそり家を出た
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〘 解説 〙
将棋盤の奇妙な文字は、将棋の駒の位置を示すものの様に思えるが、実はおじいちゃんが残した暗号。
8才の頃にひらがなを教えてもらった、という事が暗号を解くカギになる。
《3五 ･6五 ” ･2一 ･9一 ･5二 ･2四” ･9五 8才》
数字の部分が母音、漢数字の部分が子音を指している。
すると
《そ･ぼ か･ら･に･げ ･ろ》
↓
《祖母から逃げろ》
つまり、おじいちゃんは自 殺に見せかけておばあちゃんに殺された。
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ほの花 - 怖いけど、面白い!! (2021年7月10日 23時) (
レス) id: ee79ae4f81 (このIDを非表示/違反報告)
月島野乃 - 怖くてゾクゾクしました（涙）(^^)更新頑張ってくださいね( ^ω^ ) (2021年7月10日 19時) (レス) id: 39b7fcf3e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリウ | 作成日時：2021年7月10日 18時
