白布賢二郎:特別な力 ページ2
ある日、交差点を渡ろうと横断歩道を歩いてたら信号無視の車に轢かれた
もうダメだ…………
意識が薄れていきそうな病院のベッドの上で、俺に語り掛ける声が聞こえた
「あなたはこのままでは死にます。最期に、一つだけ願いを叶えてあげましょう」
声が出せない俺は
(死にたくない)
そう念じた
まだ、やりたい事が山程ある
医者になる夢も叶えてない
絶対に死にたくない
「その願い叶えましょう」
俺はそのまま意識を失った
そして今
医師からは「生きているなんて奇跡ですよ」って言われた
駆けつけてくれたのか、太一なんか泣いてるし
きっとあの声の主が俺に特別な力をくれたんだ
身体は動かず、声も出せない、でもこの力があればそのうち治るだろう
だからそんなに悲しそうに泣くなよ、太一
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〘 解説 〙
白布は勘違いをしている。
声の主は(死にたくない)という白布の願いを叶えただけで身体が完治する事迄は保証していない。
白布の身体は不自由なまま。
川西が悲しそうに泣いていたのは、生きてはいても白布が不自由になったから。
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ほの花 - 怖いけど、面白い!! (2021年7月10日 23時) (
レス) id: ee79ae4f81 (このIDを非表示/違反報告)
月島野乃 - 怖くてゾクゾクしました（涙）(^^)更新頑張ってくださいね( ^ω^ ) (2021年7月10日 19時) (レス) id: 39b7fcf3e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリウ | 作成日時：2021年7月10日 18時
