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目黒
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深澤「今日はみんなに新しい仲間ができるぞ〜佐久間くんだ。自己紹介して」
佐久間「佐久間大介です！」
印象は明るい。
康二なんて話しかける準備をしていた。
ふと目をやればAは外と先生を交互。
隣にいる生徒になんて見向きもしていなかった。
深澤「席は〜……佐野さんの隣空いてるから
あの髪の短い茶髪の子。」
佐久間「はーい」
ああ、気に食わない
名前を呼ばれて初めてちゃんと興味をしめして佐久間くんをガン見している。
蓮「……ふはっ、」
明らかに嫌そうな顔に思わず吹き出せば目が合う。
佐久間「よろしくねー！佐野さん！下の名前なんていうのー？」
「……佐野Aです。」
佐久間「おおー！可愛い名前！」
深澤「……えーと佐野さん委員会1人だよね。佐久間くんを男子の枠にいれて今日の放課後2人で委員会出て」
「……え？」
佐久間「にゃはっ、よろしくね〜」
そういって佐久間くんはAに手を差し出した。
ああ、気に食わない
その手を取るなよ、お前の手はAのじゃねえよ
ラウール「めめ？爪割れちゃうよ」
蓮「……え、あ」
向井「……なんや、嫉妬か？？笑」
蓮「…んー違うと思う笑」
言われて気付けば掌には爪がくい込んで割れそうだった。
嫉妬………？
それは
そりゃ嫌だろ
遥さんには男と話して欲しくない
深澤先生と話してるのでさえイライラしてるんだから
蓮「……俺ちょっとAのところいくわ
その方が康二も話しやすいっしょ佐久間くんと」
向井「ほんま？！ありがとな！」
話している…というよりA話しかけたい女子もいるのに伺いせずにほぼAを拘束している転校生。
蓮「……A」
佐久間「おっ、イケメンくんだ〜！」
蓮「おいで」
「うん」
佐久間くんを睨めば笑顔で返されて少し戸惑う。
なんなの……この人……
「どうかした？」
蓮「……お前嫌そうだし、お前と話したい女子そこにいたし」
「ふはっ、どーも笑」
蓮「………俺、あいつ嫌い」
「あいつ？」
蓮「……佐久間くん？」
俺らの想像邪魔しそうなやつはみんな嫌いだよ。
蓮「放課後の委員会頑張れよ」
「最悪だね、本当に」
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作者名：嶺 | 作成日時：2022年2月4日 23時
