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向井「なんで俺だけ方向逆なん！？送って！！」
蓮「やだよめんどくさい」
向井「佐野さんなら送るんやろ！！」
蓮「あいつは女だもん」
唐揚げのあと、正反対の方向の康二と途中まで一緒のラウール
だだを捏ねる康二をほっておいてラウールと歩き出す。
帰り道にある雑貨屋によって、色々見たり
蓮「あ、これ」
綺麗な髪飾り。
ベースはゴールドで繊細なデザイン。
ラウール「佐野さん？」
蓮「髪短くしたら結べないだろ？横の髪時々邪魔そうだから」
ラウール「買うの？」
蓮「今日はいいや」
いやいや、Aに買うって…俺バカかよ
ラウール「ねえ、あそこ行かない？」
ラウールが指したのはアイスの屋台。
蓮「……いいけど」
そこでチョコチップのアイスとレアチーズのアイスを買った。
ラウール「ここ最近ずっと佐野さんとだったから久しぶりで楽しいよ」
蓮「ふはっ、康二に怒られそうだけどね」
ラウール「まあね〜」
レアチーズうま
ラウール「……ねえ、」
蓮「んー？」
ラウール「佐野さんのどこがいいの？」
ラウールは立ち止まって、そんなことをきいた。
俺らが付き合うことをそんなにいいことではないのだろうか
ラウール「あ、ごめん、」
蓮「……ふは、別にいいよ。なんでだろうな笑」
ラウール「……なんで佐野さん？」
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蓮「さーな笑」
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なんで…………か
あいつとは話も合うし別に嫌いじゃない
なんの気も使わないからある意味楽。
だけど
なんで…………
蓮「………」
ラウール「めめ？」
蓮「…ん？」
ラウール「アイス溶けてる」
蓮「うわっ、」
………………なんでだっけ
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作者名：嶺 | 作成日時：2022年2月4日 23時
