・ ページ22
〇you
.
.
北斗「……京本に告られた？」
「え？」
怖い。
彼にそんなことを知らない間に感じるようになってしまった。
私の運転する車。
後部座席には北斗が座っている。
マンションが同じだからと言って北斗は私と一緒に帰るなんて言っていた。
気を遣って樹が俺の車に乗せてく？と聞いてくれたけど素直に聞き入れないそれが北斗だ。
そして今も今日2人きりになった時の大我のことをきく。
きっとこれを聞くために帰りを待っていたんだ。
北斗「……告られたの」
「……好きって言われただけ」
北斗「お姉さんそれ告白されたってことだよ」
"A、好きだよ"
あの時とは違って言葉を素直に伝えてくれる大我。
思わず、そっちへと引っ張られそうになってしまう。
北斗「……また、辛い思いするだけなのに」
「……でも、大我もあの時とは」
北斗「人はそう簡単に変わらないから。
ていうか俺はグループ一緒なんだからわかるよ。」
「…どうしてそんなに私と大我にこだわるの。
どうして私を大我と話させないようにするの」
北斗「………Aが、怖いって言ったから。」
マンションの駐車場。あまりにも機嫌の悪い低い声に息をのんだ。
鏡越しで後部座席の彼を見れば
恐ろしいくらい冷たい目をしていた。
北斗「京本なんて、好きにならないで」
「……っ、……」
北斗「………ほら、帰ろう明日も早いんだし」
「………うん」
あれ、私北斗に＿＿＿＿
考えれば考えるほど悪い方へと考える。
彼はそんな人じゃない。そう心の中で何度も呟いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 869人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
嶺(プロフ) - りなさん» コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いします🥰 (2021年12月4日 15時) (
レス) id: 6c33eed7ba (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - 面白くて一気に読んじゃいました、！更新待ってます🥰 (2021年11月30日 5時) (レス) id: 419554672b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：嶺 | 作成日時：2021年11月29日 18時
