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〇Taiga
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大我「……体調悪い？」
「っ！！たいが…」
話せたのは北斗が少しの間だけ別仕事に行く時間だった。
Aが自販機にあるベンチでため息をついていた
後ろ姿だけでもすぐに分かって、話せるなら今しかないと思った。
大我「………うちくる？」
「はい？」
大我「いや、顔色最悪なんたけど」
化粧で隠してるつもり？
A、俺に隠すなんて100年はやいよ。
前ならそうやっていう権利あったんだろうな。
大我「………父親と母親、会いたがってるよ」
「2人とも…元気？」
大我「別れた時、めっちゃ怒られたよ」
「……ごめん」
隣に座れば反射的なのか、彼女が少し間をあけた。
大我「…ねぇ…俺の事嫌いになった？」
「…え？」
大我「…俺はずっと、話したかったんだけど」
「………大我は…」
大我「ん？」
「あの頃本当に私のこと好きだった？」
大我「え？」
「私は、好きだった。でも大我といる私は大嫌いだった。大我といると私…どんどん我儘になってくの」
あれやりたい、これやりたい
会いたい、電話したい、デートしたい、あれ欲しい
そんな言葉は彼女の口から一度も聞いたことない。
我儘というよりその逆で遠慮しがちな子そのイメージだった。
大我「……俺に我儘で何がダメなの？むしろ俺我儘言って欲しかったよ。いつも…俺のこの仕事のせいでお前は苦しんでるんじゃないかって心配だったよ」
「嫌だったの…」
大我「え？」
「言い合いになる時、強気になって何も言い出せない私が嫌い、大我を怖がる自分が酷く嫌いなの」
大我「……Aは…今も、自分が嫌だ？」
「うん、やだ。大嫌いだよ」
大我「……それは好きってこと？」
「え？」
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大我「Aは俺の事が好き？」
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嶺(プロフ) - りなさん» コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いします🥰 (2021年12月4日 15時) (
レス) id: 6c33eed7ba (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - 面白くて一気に読んじゃいました、！更新待ってます🥰 (2021年11月30日 5時) (レス) id: 419554672b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺 | 作成日時：2021年11月29日 18時
