こいぬ座【秘密の部屋】 (ページ18)

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その後、私も支度をし

ギルデロイの部屋に行くと言い合いが聞こえる

ハリ「騙してたんですか？

他の魔法使いの手柄を自分のものにしてたんだ！！」

ロ「自分じゃなんにもできないってこと？」

ギ「できるとも！

こう見えても忘却術は得意中の得意でね

他の魔法使いにペラペラ喋られては

本が売れなくなりますからね

さてと、君らにも忘れて…」

『ふーん、やっぱりね』

「「A！！」」

『本の内容がぺらっぺらだと思ったのよ

さあ、杖を貸して』

杖を向けてそう言うと、大人しく杖を渡してくる

そして私たちはマートルの居るトイレに移動した

マー「誰なの？

ハリーとAじゃない、なんの用？」

ハリ「君が死んだ時の様子を知りたいんだ」

マー「凄く怖かったわ

まさにここだったの、この小部屋の中

私、リーブホンビンに眼鏡のことでからかわれて

ここで泣いてたの

そしたら誰かが入ってくる音がして」

ハリ「誰だったの？」

マー「分からないわ

泣いてたんだもの！

その人、訳の分からない変な言葉を喋ってた

男子だったわ、だから鍵を開けて言おうとしたの

出てってよ！！って…

そしたら死んだの」

ハリ「いきなり？どうやって？」

マー「分からない

覚えてるのは大きな黄色い目玉が2つ

その辺、手洗い台の側よ」

そう言われハリーは手洗台に近づく

ハリ「これだよロン、A

ここが秘密の部屋への入口だ」

ロ「何か言ってみて

何か蛇語で言ってみてよ」

ロンにそう言われ蛇語で何かを言うハリー

すると手洗台が動き始め

中から下へ続く大きな穴が出てきた

ギ「素晴らしいよ、よくやった

それじゃあ、私は、もう用はないね！」

そう言って逃げようとするギルデロイを

ハリーとロンが押し返す

ハリ「いいえ、まだあります！」

ロ「先に入って」

ギ「それが何の役に立つ？」

ロ「下見役だよ」

ギ「ああ、まあ、それはそうだね」

そう言い穴の方へ向く

ギ「先に試したくな…ああ！！」

そう言いながらロンに押され穴に落ちていく

ギ「実に汚いよ、この中は」

ハリ「よし、行こう」

マー「ねえ、ハリー

もし下で死んじゃったら

私のトイレに住ませてあげる

Aも特別に住ませてあげるわ」

『ありがとう(笑)』

ハリ「ありがとう、マートル」

そう言いハリー、ロン、私の順番で下に降りた