とあるマフィアがやって来た (ページ6)

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三話目どす by夜半の嵐ページ6

黒歌side

質問コーナーも終わっちゃったから、私と白音の二人で職員室？の席に座る。

イリーナ？先生と、私たちの事を説明してくれた烏間先生はまだ話があるらしくてね。
教室に残ってるんだー。

はてさて、何の話をしてるんだろうねー？

ま、それよりも。

黒「あー！！避けられたの悔しいー！！」

完全な不意打ちだった筈で、ちゃんと隙をついて撃ったつもりだったのに。

あの黄色い超生物は、多少驚いただけで難なく避けてしまった。
かすり傷一つ負わせられなかった。

黒「刀投げた方が良かったかなー」
白「銃だろうと刀だろうと、あの超生物は避けたと思うよ」
黒「だよねー。それに刀は銃よりも遅いし」

白音がふふっと笑う。

白「黒歌の銃弾を初見でかわしたってみんなに話したら、きっとびっくりするね」
黒「やめてー！私の評価が下がるー！！」
白「一回の失敗で評価が落ちるほど、黒歌は落ちぶれてないよ」
黒「わぁー！！ありがとー(*^-^)」

んー。事を引きずりても良いことはないか。
よし、何か違う話をー……。

ぷるるるる、ぷるるるる

ん？電話？

白「あ、僕だ。トド松兄さんから電話」

白音が通話ボタンを押した。
ついでにスピーカーにしてくれて、トド松兄さんの声が私にも聞こえるようになる。

ト『おーい！二人とも元気？』
白「元気だよー」
黒「私もー！トド松兄さんは？」
ト『僕も元気だよ』

黒「んで、なんの用？｣
ト『新しい仕事の連絡でね。
白音、来月から例の組織の潜入捜査に入って』
白「了解」
黒「じゃあ、これからは私一人？」
ト『ううん。
抜ける白音の代わりに一松兄さんが入るよ』
白「！」

一松兄さんか。
この山、猫ちゃんが沢山いそうだからそっちに興味が行きそうだなー。

ト『あとは。
チョロ松兄さんがリゾートホテルの医療班に呼ばれたから、そっちに行くことになったよ』
黒「ん？医療班にマフィア呼んだの？」
ト『そのリゾートホテルがちょっとヤバめの所でね。チョロ松兄さん薬なんでも造れるでしょ』
白「そゆこと」

ト『てな訳で、来月には帰ってきてね黒歌』
黒「はーい(-o-)/」

それじゃ、と電話を切った。
そこで白音が呟いた。

白「あ、そうだ」
黒「どしたのー？」

白音がぽん、と手を叩いて言う。

白「明日、あの子達に期末テストが返ってくるんだって」