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阿部Side
阿「…なんも、ない。」
深「とりあえず、こっちおいで？」
さっきまで座っていた椅子に促されて
手を握ったまま座らされた。
深「どうした？ふっか怒らないから、教えてごらん？」
そう言って俺の顔を覗き込むふっかの顔が優しくて、
全部言ってしまいたいと思った瞬間、
言葉より先に涙が溢れ出してしまう。
阿「っ、ふっかぁ、ぐす、ごめ、なさいぃ。」
深「おー、大丈夫、泣かなくていいんだよ。」
ふっかの腕に包み込まれて、頭を撫でられる。
俺が泣き止むまでそうしてくれた彼は、
俺が落ち着いてから、「どした？」と、これまた優しく聞いてきた。
もう、全部話しちゃおう。
阿「あのね、右の、下の、おくの歯がいたくて
鏡で見たらまっくろなってて、怖かったの、泣」
深「そっか、そうだったんだ。
だからあんまりご飯食べれなかった？怖かったね。」
隠してたことは怒らずに、変わらない優しさで頭を撫でてくれる。
それに安心しちゃって、俺の体から力が抜けた。
深「阿部ちゃん、俺歯医者さんじゃないから、何もしないけど、
お口だけ、ちょっと見てもいいかな？」
ふっかはそう言うと、俺の大嫌いな鞄からゴム手袋を出してきて、
片手に装着して、ペンライトを持って戻ってきた。
阿「いたいこと、ない？」
深「うん、絶対ない。約束。
あーんできる？ほら、あーー。」
ふっかに促されるまま口を小さく開けると、
口の中にふっかの指が入ってきてそのまま右に広げられた。
いやな感覚、こわい、やだ。
深「はい、いいよ。
うーん、康二に相談してみよっか。」
阿「痛いこと、する？」
深「それは康二に聞いてみないとわかんないけど、
でも康二優しいから、大丈夫。
俺もそばにいるし、一緒に頑張ろ。」
ふっかはそう言うと、康二に電話し始めた。
はいしゃさんの康二、こわいな。
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Sbka127……y(プロフ) - リクエスト作品ありがとうございました！！次回のお話も楽しみにしてます！ (9月12日 23時) (
レス) id: cea40e0836 (このIDを非表示/違反報告)
Sbka127……y(プロフ) - 杏梨さん» もし、よろしければ目黒くんと舘さんをよろしくお願いします🙇🏻♀️🙇🏻♀️ (9月12日 23時) (レス) id: cea40e0836 (このIDを非表示/違反報告)
杏梨(プロフ) - Sbka127……yさん» リクエストありがとうございます！結構大変な治療になりそうなので康二くんのサポートをしてくれるメンバーが何人か居るとありがたいですが、もしよければリクエストありますか？ (9月12日 12時) (レス) id: 1fc4b15816 (このIDを非表示/違反報告)
Sbka127……y(プロフ) - というお話がみたいです🙇🏻♀️リクエスト沢山あってお忙しいと思いますが、伸び伸びお待ちしてます🫡よろしくお願いします🙇🏻♀️🙇🏻♀️ (8月31日 20時) (レス) id: f276163f7c (このIDを非表示/違反報告)
Sbka127……y(プロフ) - 杏梨さんこんにちは、現在執筆していただいてるお話のリクエストをさせて頂いた者です。！リクエストで、康二くんがメンバーの歯科検診をしてて、阿部くんが神経までいっている虫歯を隠していて、検診をイヤイヤするけど、説得されて検診して、虫歯を治療する (8月31日 20時) (レス) id: f276163f7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杏梨
| 作成日時：2023年6月1日 17時
