10. ページ43
目黒Side
深「ごめんね、いくよ…」
阿「いたぁい！！泣」
ふっかさんが針を刺すと同時に、阿部ちゃんの泣き声が響き渡る。
手が動きそうになるから、俺は抑えるのに必死だし
やっぱり脱水で血管に上手く刺さらないのか、
いつものふっかさんよりちょっと長めに、ぐりぐりしてる。
阿「やぁぁだぁ！もうおしまい！泣」
深「ごめんごめん、入ったよ。」
目「阿部ちゃん偉い、頑張ったね。」
無事に？点滴が入った阿部ちゃんは、
俺にしがみついて大泣き。
ふっかさんが頑張ったの気持ちを込めて
頭をぽんぽんするけれど、
嫌なことをした人になってるから、ぷいと顔を逸らしてる。
深「おーおー、いいのかなぁそんな態度で、笑」
笑いながらそんなことを言うふっかさん、
怖すぎて、もう顔見れないんですけど…
そのまま寝てしまった阿部ちゃんを、ベッドに寝かせて、
「ごめんなさい。」と、ちゃんとふっかさんの目を見て言った。
深「ん、いつから気付いてた？」
目「3人で分かれた時から、です…。」
深「戻ってきてから言うタイミングいっぱいあったよね？」
目「すみません…。」
ふっかさんからの目線に耐えられず下を向いていると、
突然ふっかさんが笑いだした。
深「はははは、怒ってないよ、笑
どうせ、黙っててって言ったんでしょ、この人。」
目「うん、言われた。」
深「そっか。それからずっと気にしてくれてありがとうね。」
今度は俺が頭をぽんぽんされて、なんだか照れくさくなる。
深「まあ、朝から黙ってた張本人が1番悪いし？
…いつ言うかなって、ずっと待ってたけど。」
目「え、最初から気づいてたの？」
深「まあ、ね、起きたらお説教だな。」
最初から全部知ってて、阿部ちゃんが自分で言うのを待ってたと知って、
ふっかさんの観察眼に脱帽した。
そして、もう絶対隠したりしないと誓った、笑
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 658人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
杏梨(プロフ) - Sbka127……yさん» リクエストありがとうございます！早速の歯科系リクエスト嬉しいです〜^^ (5月27日 14時) (
レス) id: 1fc4b15816 (このIDを非表示/違反報告)
Sbka127……y(プロフ) - リクエスト失礼します､!歯科系をリクエストしたいです、！阿部くんが酷めの虫歯を隠してて、それが深澤さんにばれてしまって治療されると言うお話が見たいです、！お医者さんはアンケートで決まった方でお願いします！！ (5月26日 14時) (レス) id: bc386712a0 (このIDを非表示/違反報告)
杏梨(プロフ) - Sortoさん» リクエストありがとうございます！ちょうどそんなお話を考えていたのでタイムリーでした笑 お時間いただくと思いますがよろしくお願いします！ (5月14日 23時) (レス) id: 1fc4b15816 (このIDを非表示/違反報告)
Sorto - いつも楽しく読んでいます！リクエストで、ノロウイルスでお尻に綿棒入れる検査と、吐き下しと熱が高くて点滴をする話が読みたいです。医者がnbでサポートにkjだと嬉しいです。よろしくお願いします。 (5月14日 19時) (レス) id: ac85402a1a (このIDを非表示/違反報告)
杏梨(プロフ) - りぃさん» わかりました！ (2023年4月24日 20時) (レス) id: 1fc4b15816 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：杏梨
| 作成日時：2023年3月22日 7時
