緑色さんの医者たちの日常 2

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佐久間Side




深「はい、めめー？俺の上おいで。」




処置室についたら、めめはふっかに引き渡された。




本当は照の方が固定するのにはもってこいなんだけど、

外科的な処置は、照が1番得意だから、




痕が残らないようにするためにも、照が処置側に回った方がいいんだよね。




阿部ちゃんみたいに、こっちが疲れるくらい暴れることはないだろうし、笑




ちょっと戸惑っためめだけど、ちゃんと座ってくれたから、

ふっかが後ろから腰のあたりに手を回して緩く固定する。




照はめめに見えないように、鞄から色々取り出して、

自分の陰になるように後ろに置いた。




まあ、これからされることを考えたら、処置道具は見えない方がいいか。




岩「目黒、じゃあ、ここに手ぇ乗っけられる？」




目「っう、うぅ…」




恐怖と痛さで葛藤してるみたいで、震えてるめめ。

それでもちゃんと手はだして、処置台の上に置いた。




深「えらいえらい、いいこだよ。」




普段だったらふっかさんに子供扱いされたら軽蔑しそうなのに、

怖くてそれどころじゃないんだろうな。




照がさっき縛ったタオルを解くと、指先はぱっくり切れていて、

さらにまたそこから血が滲んで、これは確かに痛そうだ。




傷口をみてまた怖くなっちゃったのか、

その目から堪え切れない涙がぽろぽろ溢れて




ふっかはこれ以上傷口を見せないように、めめの顔を自分の胸の方に向けた。

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