６５- 過去は消えない ページ1
貴方side
『こっっっの残りカスどもが！！
その薄汚れた毛を刀で削いでやろうか！！』
「やっ…やめろォォォォォ！！！」
『天誅ゥゥゥゥゥ！！！』
目にも止まらぬ速さで刀を振るい、天人たちの胸元に傷を入れていく。赤黒い血が辺り一面に飛び散ったおかげで、一般人は怯えるように去っていった。
『……さて、一通り倒したかな。
後は任せたよ、ヒーロー諸君』
「はっ、はい！」
先程まで呆気に取られていたヒーロー達がハッとした顔をして、ヴィランと天人を回収するために動き出した。
手を組んでいたヴィランたちは、辛うじて生かしてある。暴走の大半は天人の仕業だったため、彼らの命は奪ったが。
刀を鞘にしまい、来た時からずっと肩に乗ったままの羅刹に、ごほんと咳払いをしてみた。
羅刹「任務完了！直チニ本部ヘ帰還セヨ！」
『…仕事はしっかり熟すんだよ、羅刹』
羅刹「俺ハウッカリ忘レタリナドシナイ！」
『はいはい、』
帰ろうか、そう言って来た道を戻ろうと足を進めていた時、突然私達の前に黒い影が降りてきた。
死柄木「久しぶりだなぁ、A……
ずぅっと………会いたくて堪らなかったよ……」
死柄木弔。
黒霧のワープを使って来たのだろう。
よく見ると、後ろには荼毘やトガも一緒にいる。
『………久しいじゃないか、死柄木弔』
死柄木「あ…？
……お前、そんな話し方だったか」
『私も色々あったんだ。……話をしたいのなら、もっと静かな場所の方がいいんじゃないのか？』
死柄木「………黒霧、ワープ」
黒霧「かしこまりました、死柄木弔」
一瞬にして、目の前に真っ黒な霧が広がる。羅刹は初めての光景に戸惑っているのか、何も言わなくなってしまった。あんなにうるさい子が……私も黒霧のようにワープが使えたら、羅刹は騒がずに済んでくれるのだろうか。()
死柄木「……来い、A」
荒れた4本の指で、彼は私の手をしっかり掴んだ。
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ひゅーまん - 松陽先生 ぶっ壊れた？ (4月12日 15時) (
レス) @page6 id: 4488d94be9 (このIDを非表示/違反報告)
日紫喜紫雲(プロフ) - すっごい面白いです！一気読みしました！もし、続きがあるならお待ちしてます！ (2023年4月14日 6時) (レス) id: 2c2a7bf3cf (このIDを非表示/違反報告)
わらじ - 続き下さい続き下さい続き下さい続き下さい続き下さい続き下さ…。 (2023年1月22日 20時) (レス) @page6 id: 42cb93ed04 (このIDを非表示/違反報告)
フルーチェ侍 - つづきを……お恵み…ください……！！！！！！ (2022年9月6日 12時) (レス) @page6 id: 529ebb08c2 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - あああああぁぁぁぁぁ！！！！！続きをお恵みくださいぃぃぃぃぃorz (2022年1月30日 21時) (レス) @page6 id: 4cfd4dba47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらちゃん | 作成日時：2021年5月20日 18時
