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貴方side
それから、辺り一面血で塗れるのは一瞬だった。
くっせェな、これだから天人の血は嫌いなんだよ。
……私も一応天人なんだけどさ。
顔に付いた返り血を払い、屋敷の隅っこに隠れていた珠世サンたちのほうへ移動した。
『大丈夫？怪我とかない？』
珠世「私たちは何とも……あの、傷の方は、」
『傷？…あァ、とっくに塞がってるよ』
手のひらの傷も、腹の穴も。
まるで何事も無かったかのように、全て綺麗に皮膚で覆われている。
そんな私の状態を見て、二人はいかにも不思議そうな顔をした。
珠世「貴方は鬼ではないのに、どうして…」
愈史郎「鬼ならともかく、貴様はただの人間だろう」
ただの人間。
その言葉がやけに耳に突き刺さった。
そうか。
この人たちは、まだ虚の意味を理解してないんだ。
………いや、しなくていい。
そんなの、気味悪がられるでしょ。絶対。
私はできる限り柔らかい笑みを浮かべて、何も言わなかった。
何も、言えなかった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『…じゃあ、今度こそさよならだ』
珠世「はい。お気をつけて帰ってくださいね」
そう言う珠世サンの横で、なにやら不貞腐れている愈史郎。
なんだ？私の事好きなのか？(過剰)
私はぽん、と愈史郎の頭に手を置いてウインクをかました。
『せっかくのイケメンが台無しだぜ☆』
愈史郎「触るな」
『えなに辛辣だね』
どうやらそれなりに元気はあるみたいだ。()
ツッコめてるからまァ良しとしよう。
『じゃ、また！』
本当に短い間だったけど、お世話になった。
私は壁をすり抜けて、珠世サンたちの元を離れた。
帰るぞ、小芭内。
.
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レイレイン - 高杉だッッ…！！！！！の所が好きです！私、中の人ネタ好きなんですよwww (2021年4月6日 20時) (
レス) id: 5a04a92c31 (このIDを非表示/違反報告)
土方雷羅(偽名) - あー！続き気になるぅ！ (2020年12月22日 17時) (レス) id: e501354a5d (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ちらちゃんさん» あ、占いツクールですか？来れたら教えてね！ (2020年12月18日 6時) (レス) id: 02e747571d (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - ミミさん» すみません、見たいんですけどウェブ利用制限がかかっているので、後ほどPCのほうで見たいと思います！申し訳ないです(；＿；) (2020年12月17日 22時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - 以前言っていた今手をつけている設定欄書き終えました!来てみて下さい! (2020年12月17日 21時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらちゃん | 作成日時：2020年5月24日 0時
