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貴方side
5人の天人を前に、私はひたすら剣を振るった。
考えるのは、斬ることのみ。
鬼を殺すときとは違うこの感覚。
塵となって消えない醜い姿を拝めることに、この上ない喜びを覚えてしまう。
珠世「愈史郎！」
愈史郎「珠世様！ご無事ですか！」
『けっ。自分は怖くて震えてんのに、一丁前に心配なんかしちゃってよォ』
どん、と脇に抱えていた愈史郎を降ろす。
『今度邪魔なとこに突っ立ってたら見捨てるからね』
それだけ言って、私は天人たちの元へ戻った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「上からの命令だ。大人しく我々について来い！」
『来いって言われたら行きたくなくなるよね』
「ならばついて来るな！！」
『アホなんか？？？』
予想通り、やはりコイツらは天照院奈落から回されて来たらしい。
そこらの天人とは違って剣の使い方も上手い。是非とも小芭内に稽古をつけてもらいたいものだ。()
.
「元は貴様も天導衆の者。
慈悲の心というものが存在しないのか」
と、5人の中でも一番偉そうな奴が言った。
慈悲ねェ…
『自分で言うのもなんだけどさ、私充分慈悲の心持ち合わせてると思うんだよね』
昔に比べたら、随分人間に甘くなったと思う。
昔なら迷わず殺していたのも、今はちゃんと考えてから判断するようになったし。
「虚様もテメェを待ってんだ！！黙って来い！！」
『知るかよ、このう〇こ野郎。
死にたくないなら手土産無しで帰れ』
動物か化け物かわかんねェような顔しやがって。
今ここで皮剥いで絨毯にしてやってもいいんだぞ？((
大体、私に虚の名前を出す時点でそれが死を乞う行為だって気付かないのかね。
救いようねェなァ。
.
何気ない言葉を言ったつもりだったのに、天人たちは怖気付いたのか苦虫を噛み潰したような顔をしていた。
あァ、結局そんなもんなのね。
と、あまりの単純さに私は呆れてしまった。
天人退治なんて言ってこの世界に来たけど、殺す価値もない天人もいることを知れた。
いい勉強になったよ。
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レイレイン - 高杉だッッ…！！！！！の所が好きです！私、中の人ネタ好きなんですよwww (2021年4月6日 20時) (
レス) id: 5a04a92c31 (このIDを非表示/違反報告)
土方雷羅(偽名) - あー！続き気になるぅ！ (2020年12月22日 17時) (レス) id: e501354a5d (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ちらちゃんさん» あ、占いツクールですか？来れたら教えてね！ (2020年12月18日 6時) (レス) id: 02e747571d (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - ミミさん» すみません、見たいんですけどウェブ利用制限がかかっているので、後ほどPCのほうで見たいと思います！申し訳ないです(；＿；) (2020年12月17日 22時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - 以前言っていた今手をつけている設定欄書き終えました!来てみて下さい! (2020年12月17日 21時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらちゃん | 作成日時：2020年5月24日 0時
