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愈史郎side
『あ！！お前ズボンに穴空いてるよ！！もしかしなくてもそれ勝負パンツ？ウケる！！』
「テメェコノヤロー！！このパンツは俺の母ちゃんが編んでくれたやつなんだよ！！バカにすんじゃねぇ！！」
『手編みマフラーならぬ手編みパンツってか？上手くねェよくたばれ！！』
目の前で低レベルな口喧嘩を広げる女と化け物。
その光景に俺は思わず溜め息が零れた。
ふと女に目をやると、奴は先程と変わらない余裕そうな表情で敵と戦っていた。
例え低レベルな争いでも、握られた剣の動きはさすが鬼殺隊と言ったところか。しなやかながらも鋭い動きだ。
次に俺は敵のほうに視線を動かした。
相手は5人。いや、5匹か…？
みんな動物のような面をしている。
ウチュウジン……
確か、女はコイツらをそう称した。
ウチュウジンとは一体何なんだ？
そして、何故この場所がわかったんだ……
.
頭をフル回転させて考えていたせいで、俺は不覚にも周りに目が行き届いていなかった。
『ぐっ、う……』
背後から聞こえたのは、ついさっきまで目の前で剣を振るっていた女の苦しそうな声だった。
いつの間に動いたんだ、という疑問を持ちながら振り向くと、女の腹には剣が刺さって膝から崩れ落ちていた。
愈史郎「なっ…！」
『やめろ愈史郎、あっち行け！！
珠世サンのほうっ…守れ！！』
キツく張った声が耳に響く。
支えようとした手は無意味なことに気付き、なぜか俺の足は小さく震え出した。
.
『あァもう、しかたねェなァ…！』
刹那、女は腹から剣を引き抜き、あっという間に俺を脇に抱えた。
愈史郎「お、おい！何をする気だ！」
『どうせまともに歩けねェんだから、珠世サンのとこまで連れてってやるよ』
愈史郎「もし今襲われたなんかしたら…！！」
そう言うと、女はニヤリと口角を上げた。
見えるのは、殺気。
そして、明らかな高揚感。
『ナメんじゃねェぞ、小僧。
私がアンタ一人のせいで鈍ると思う？』
剣を握り直し、体制を整える女の姿はとてもじゃないが勇ましく勇敢だった。
心底美しく、同時に羨ましいと思った。
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レイレイン - 高杉だッッ…！！！！！の所が好きです！私、中の人ネタ好きなんですよwww (2021年4月6日 20時) (
レス) id: 5a04a92c31 (このIDを非表示/違反報告)
土方雷羅(偽名) - あー！続き気になるぅ！ (2020年12月22日 17時) (レス) id: e501354a5d (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ちらちゃんさん» あ、占いツクールですか？来れたら教えてね！ (2020年12月18日 6時) (レス) id: 02e747571d (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - ミミさん» すみません、見たいんですけどウェブ利用制限がかかっているので、後ほどPCのほうで見たいと思います！申し訳ないです(；＿；) (2020年12月17日 22時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - 以前言っていた今手をつけている設定欄書き終えました!来てみて下さい! (2020年12月17日 21時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらちゃん | 作成日時：2020年5月24日 0時
