５０- 慈悲の心 ページ47
貴方side
ぼんやりと灯りが見える街を遠目に、見送ってくれた珠世サンと愈史郎のほうを振り向く。
『…とりあえず、青い彼岸花について私も調べてみるから。今日のとこは失礼するよ』
珠世「そうしてくださると助かります」
愈史郎「ふん、背後に気をつけて帰るんだな」
鼻を鳴らし、いやーな顔をする愈史郎。
コノヤロー、私が刺客なんかに襲われるとでも言いたいのか！撃退してやるわそんなもん！
一応軽く頭を下げて、私はその場を離れようと足を動かした。
愈史郎「…危ないｯｯ！！！！」
愈史郎の声と共に、地面に飛び散った赤。
第六感の働きのおかげで、何かあるだろうとは思っていたから警戒していてよかった。
でも、まさか本当に刺客に襲われるとは…
珠世「Aさん！大丈夫ですか！」
声を張りながら走り寄ってくる珠世サンに、私は動かないよう矢が刺さってない方の手をかざした。
今動いたら、確実に2人も打たれてしまう。
一体、どこから様子を伺っているんだ…
.
『ふゥ、…』
手のひらに刺さった矢を無理やり引っこ抜く。
…この毒矢、昔江戸で見たことがある。
てことは、襲ってきたのは天人か。
恐らく天照院奈落から回されてきた奴らだろう。
わざわざこんな所まで追ってくるなんて、相変わらずご苦労なこった。
幸い傷はすぐに塞がる。
どうすればこの状況を打開できるか、まずはそこからだ。
珠世「Aさん、刺客の正体は一体…」
『…宇宙人、だな』
愈史郎「ウチュウジン…？
それより、なぜこの場所がわかったんだ！」
愈史郎の疑問に対して考えられるのは、ずっと私の跡をつけていた。それが一番妥当だろう。
『アイツらは気が短いから、直にこっちに向かってくる。頸を斬られたくないなら離れとけ』
そう言うと、珠世サンも愈史郎も苦い顔をして屋敷のほうへ忍び足で動いた。
視界に影響が及ばないよう、私は顔に巻かれていた包帯を外した。
よし、いっちょやってみっか！！！！！(悟〇風)
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レイレイン - 高杉だッッ…！！！！！の所が好きです！私、中の人ネタ好きなんですよwww (2021年4月6日 20時) (
レス) id: 5a04a92c31 (このIDを非表示/違反報告)
土方雷羅(偽名) - あー！続き気になるぅ！ (2020年12月22日 17時) (レス) id: e501354a5d (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ちらちゃんさん» あ、占いツクールですか？来れたら教えてね！ (2020年12月18日 6時) (レス) id: 02e747571d (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - ミミさん» すみません、見たいんですけどウェブ利用制限がかかっているので、後ほどPCのほうで見たいと思います！申し訳ないです(；＿；) (2020年12月17日 22時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - 以前言っていた今手をつけている設定欄書き終えました!来てみて下さい! (2020年12月17日 21時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらちゃん | 作成日時：2020年5月24日 0時
