・ ページ33
貴方side
耀哉「おや、ごめんね。お取り込み中だったかな？」
入ってきたのはなんと耀哉だった。
自分から私の部屋に来るなんて珍しい。
錆兎「御館様、ご無沙汰しております。
お体の方はいかがでしょうか…」
錆兎に続いて、真菰と義勇も耀哉に頭を下げる。
私？私は優雅にお茶啜ってるよ。
耀哉「ありがとう、3人とも。体は大丈夫だよ。
…A、今日は君にお客さんが来ているんだ」
『客？私に？』
耀哉「うん。音柱はわかるね？彼がね、まだ挨拶をしていなかったと言っているから、会ってくれないかな？」
『あー…うん、いいよ』
別に同じ柱ってわけじゃないんだから、わざわざ挨拶とかしに来なくてもいいのに。(悲鳴嶼サンが来たときはウィンウィンだった)
なんてグチグチ思う私は相当酒に飢えているのかもしれない。うん、そうだ。これも全て酒のせいだ。そうに違いない。
錆兎「俺たち、出たほうがいいか？」
『いや、いいよ。1人だと心細い』
錆兎「……可愛いな」
『錆兎ってホントそういうところ』
思ったことすぐに口に出すからさ、今までそれで何人の女落としてきたのか気になるよね。
ほら、真菰がこれでもかってくらいニヤニヤしてるよ。
ここがかまっ娘倶楽部だったら、窒息するレベルで抱き締められてただろうな、錆兎…
.
耀哉が出ていって暫くすると、再び襖が開いた。
『うっわ眩し』
頭のてっぺんからつま先まで所々キラキラしている男を見て思わず口が滑る。
え、さすがにジャラジャラしすぎじゃない？
なに？シャンデリアにでもなりたいの？改造人間シャンデリアver.とか源外のジイサンなら多分作ってくれると思うよ。だから自分がなるのはやめときな。
宇髄「お前が吉田Aか！
…後ろの奴らはなんだ？使用人か？」
『はァ？みんな隊士だよ』
宇髄「おぉ！隊士か！よろしくな！！」
宇髄は満面の笑みで錆兎たちに握手を求めにいく。
使用人発言に対して義勇と真菰は何とも思ってないみたいだけど、錆兎はひとり顔を顰めている。あーいうの気にするタイプだもんな…
『わざわざ挨拶とかいらねェのに』
宇髄「いいじゃねぇか。女の隊士なんて、俺が知ってる限りじゃ珍しいんだ！」
『へいへいそーですか』
その後もぺちゃくちゃと1人で話を進めていく宇髄天元。
掴みどころのない男だ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1302人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイレイン - 高杉だッッ…！！！！！の所が好きです！私、中の人ネタ好きなんですよwww (2021年4月6日 20時) (
レス) id: 5a04a92c31 (このIDを非表示/違反報告)
土方雷羅(偽名) - あー！続き気になるぅ！ (2020年12月22日 17時) (レス) id: e501354a5d (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - ちらちゃんさん» あ、占いツクールですか？来れたら教えてね！ (2020年12月18日 6時) (レス) id: 02e747571d (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - ミミさん» すみません、見たいんですけどウェブ利用制限がかかっているので、後ほどPCのほうで見たいと思います！申し訳ないです(；＿；) (2020年12月17日 22時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
ミミ(プロフ) - 以前言っていた今手をつけている設定欄書き終えました!来てみて下さい! (2020年12月17日 21時) (レス) id: cbdaf79d75 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちらちゃん | 作成日時：2020年5月24日 0時
