もう一回、青春。【HQ!!】

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貴方side




『そっ、その声はマイファザーじゃないか！！！！相変わらず顔が…良いっ…！！』







私の父、羽川セルゲイ。





彼はロシアで料理人として働いている。


もうとにかく顔がいい。そして背もめちゃくちゃ高い。プラスこの輝くサラサラ金髪！！……神か！！！




最近は私が日本語を教えているおかげで、カタコトだけど基本的な会話はできる。








初めて生で見るその姿に、少しだけ緊張してしまう。




もしかして…これが恋？！？！！？！()














セルゲイ「会いたかったよ」





そう言って、パパは大きな体で私を包み込んだ。



突然のことに戸惑いながらも、私もパパの背中に腕を回す。







セルゲイ「迎え、来たヨ」










……？？？





ムカエ？？？ ナンノ？？？学校、まだ全然終わらないんだけど？？？(困惑)



なんて考えていると、パパは笑顔のまま口を開いた。











セルゲイ「ロシア、帰ろう」


『……………………ぎょえ？』
































＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




『留学ぅぅぅうううう？！？！！！』





あの後、学校から強制的に早退させられて初めて3人が揃った状態での話し合いが始まった。








瑠美「留学なんて、そんな急に…」




さすがのママでも混乱するよね……それが正常だ…





セルゲイ「突然で悪いと、思ってる。でも、助けたい」


瑠美「？ 助けるって、何を？」




ママからの問いに、パパは答えず私の顔を見た。




















あぁ、この人、全部わかってるのか。








セルゲイ「無理に話せ、なんて言わないよ。留学も、ただの気分転換だと、思えばいい」


『気分転換…』






多分、私が学校で上手くやれてないことを察して言ってくれてるんだろうな。





パパは善意で言ってくれてるわけだし…



でも、あのショタたち(黒尾くん＆研磨)と離れるとなると……うーん…




























いや、いい区切りになるし。行こう。



あと新たなショタにも出会えそうだから行くわ。()









『羽川A、行っきまーす！！』


瑠美「じゃあママも！ひとりで日本に残るなんて嫌よ！」


セルゲイ「3人で、行こうね」


瑠美「やったー！」












黒尾くんと研磨にちゃんと伝えないとなぁ。



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