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貴方side
黒尾「Aめちゃくちゃバレー上手いじゃん!実は何かやってんの?クラブチーム入ってたり?」
『無職だよ。間違えた無所属だよ』
黒尾「どんな間違いだよ」
トントンとゆるーいパス練を始めておよそ2時間が経った。
私は一旦中断しようと思い、上がってきたボールをキャッチした。
『黒尾くん、まだ帰んないの?』
黒尾「あー、暗くなってきたな…。Aは?帰んの?」
『わし腹ぺこあおむし状態』
黒尾「たしかに俺も腹減ったな」
なんて話をしていると、後ろから「鉄朗〜!」と声がした。
黒尾「あ、迎え来た。じゃあなA!」
『あ、うんばいび』
私は黒尾くんボールを渡して、走っていく彼の後ろ姿を見つめた。
黒尾鉄朗にも、こんなに時期があったんだなあ……しみじみ。
黒尾「あっ、A!」
すると突然、黒尾くんは思い出したかのようにこちらに体を向けて、大きな声を出した。
黒尾「明日も一緒にバレーしようぜ!」
なに…………天使じゃん………………()
『あたり前田のクラッカーだよ!!』
黒尾くんはニッと笑うと、お父さんと手を繋いで公園を出ていった。
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ひとりでベンチに座って手を眺めていると、公園の入口から声がした。
瑠美「Aちゃーん!お迎え来たよー!」
マ、ママ…!?なんでここに…!!
瑠美「遅かったからお迎え来ちゃった。ここだろうなーって思ってね」
『うぬん…ありがとう…』
瑠美「いいのいいの!それより、何して遊んでたの?」
いや見てたっしょ。しかもガン見だったっしょ。鬼のような視線を感じてたよ。
『バレーしてた』
瑠美「まぁ!バレーしてたの!?どう?興味持った?」
『実は元々バレーはすきであって…(メンタリストDa〇Go)』
意味不明な返事の仕方だったけど、ママは何故か嬉しそうだった。
瑠美「そっかぁ、バレーかぁ」
と、にまにましながら小さく呟いてる。きゃわ。
『…ママは、私にバレーしてほしいの?』
あまりにも嬉しそうに言うものだから、つい考えず口に出してしまった。
だが、返ってきた言葉は想像していたものと違った。
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みー(プロフ) - あの、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、絵が神ってます。最高ですね。もちろん内容も神ってます。これからも頑張ってください!応援しています! (2022年7月5日 15時) (レス) @page27 id: 23d0ddd543 (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - 豆さん» コメントありがとうございます!稲荷崎は私も個人的に好きなので、頻繁に絡ませていく予定です!続編の方でもたくさん登場させているので、是非ご覧になってください^^ (2021年7月22日 14時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
豆 - 北さん含め稲荷崎大好きなのでめっちゃ嬉しいです。原作だと春高までしか出てこんのでまた侑の見に来たみたいな感じでも構いませんので出してください。 (2021年7月22日 8時) (レス) id: c2c5a94e17 (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - おにぎりさん» コメントありがとうございます!オリキャラ褒められたの初めてだから嬉しいです!(泣) (2021年6月8日 19時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - ゆり。さん» コメントありがとうございます!絡ませますねー!!笑笑 (2021年6月8日 19時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちらちゃん | 作成日時:2020年5月4日 19時