episode67↓ ページ21
Aside
手が寒い。
季節が変わるのは早い事で、もう12月。そろそろ冬休みに入ろうとしている頃だった。
それと同時にさ、私たちのなかではもう一つイベントがある訳で。
年明け後、1/12日はマサイの誕生日なのだ。
だからマサイを除く7人でこっそりとサプライズ計画を進行させていた。
マサイの驚く顔が見たくてさ、私たち真剣に考えてたんだ。
今は昼休みだ。そして、今日も今日とてマサイ誕生祭計画の作戦会議をしていた。
まぁ、今日はシルクしかいないけど。
シ「俺は何渡そっかな〜…」
A「うーん、マサイって機械とか好きじゃん？あ、あとゲームも。」
シ「そうだな。んー、じゃ、ゲームにしよ！」
A「きっと喜ぶよ！楽しみだな〜」
そうやって他愛もない会話をしている最中、教室の入り口に見覚えのあるシルエットが見えた。
…マサイだ！
シ「あれ、マサイじゃん」
A「ちょっと！今の会話聞かれてないよね？」
シ「あの様子じゃあ聞かれてなさそーだけど。」
A「そ、そうだよね。あんま漏れないように耳打ちする。」
もしかしたら、会話が聞こえてしまうかもしれないので小さな声でシルクに耳打ちをする事にした。
A「えっと、私はね…
… ……をあげようと思う！」
シ「ッ、それマジ！？w」
A「ちょ！笑わないでよ！これでも真剣に考えてたんだからさー…」
シ「あー、いや…w 小学生かよって！」
A「そんな子供じゃないよ！」
シ「はいはい、Aは大人だから。」
A「(言いくるめられた気がする…)」
ふと教室の入り口を見渡すと、もう既にマサイは姿を消していた。
居なくなって良かったって語弊はあるけど…まぁ、そっちのが好都合なんだけどさ。
心置きなく計画出来るから。
下校時間。
いつも一緒に帰る筈のマサイは、急いでいるらしく先に帰ったとの事だった。同じクラスのぺけから聞いた。
ぺ「何かさ、今日のマサイおかしくなかった？」
A「え？…うん、可笑しいと言えばおかしい。あ！そうだ！
今日の朝さ、マサイがね、電柱に気付かずに激突したんだ〜。本当に面白かった！w」
ぺ「え！まじで？見たかった…w」
ぺ「あ、じゃなくて。なんかね、さっき見たときとんでもなく落ち込んでたように見えてさ。」
A「朝の事かな？」
＊
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こた - 全員分のルートがあるのでしょうか？更新頑張ってください！ (2019年9月18日 0時) (
レス) id: 6209d012cf (このIDを非表示/違反報告)
せいら/うおたみん(プロフ) - 〈シルクルート〉ってことは…？！まさか？！最後にちょっと不機嫌だったあの方ルートも？！…勝手に想像すみません笑 (2019年9月5日 22時) (レス) id: 2c14e8117c (このIDを非表示/違反報告)
www - 更新待ってマース。 (2019年8月26日 8時) (レス) id: bb2f701b11 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小鳥遊未來 | 作成日時：2019年6月24日 10時
