episode57 ページ11
Aside
二人から逃げるように背を向けて、早足で家へと帰った。
分かってる。感じ悪いって。いつもと違う接し方しちゃったな、って分かってる。
けどね。
好きなんだ って自覚してからはもう、目すら合わせられないほど恥ずかしかった。
今までは友達として話したり、遊んだりしていたけど今はもう、前みたいには振る舞えない。
だからと言って想いを伝えてしまえば壊れてしまう気がして。
もどかしいんだ。
バタン
A「…はぁ……」
家の玄関のドアを閉め、ドアを背に座り込み頬に手を当てると少し熱くなっていた。
おかしいな。今日は寒いくらいなのに。
これもきっと、彼のせいだ。
初めて会ったその日から、無愛想な私に優しい笑顔を向けてくれた彼。
思えば最初のうちから好意を抱いていたのかもしれない。
人を好きになる ことが今まで一度も無かった私だけど、恋ってこんなにもどかしくてむず痒いんだ、って。
力一杯着ていた制服を握りしめた。
＊
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こた - 全員分のルートがあるのでしょうか？更新頑張ってください！ (2019年9月18日 0時) (
レス) id: 6209d012cf (このIDを非表示/違反報告)
せいら/うおたみん(プロフ) - 〈シルクルート〉ってことは…？！まさか？！最後にちょっと不機嫌だったあの方ルートも？！…勝手に想像すみません笑 (2019年9月5日 22時) (レス) id: 2c14e8117c (このIDを非表示/違反報告)
www - 更新待ってマース。 (2019年8月26日 8時) (レス) id: bb2f701b11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小鳥遊未來 | 作成日時：2019年6月24日 10時
