episode48 ページ2
モトキside
朝一番、まだ誰も居ない教室に早めに投稿した俺は溜まりに溜まっていく隣の席のAの引き出しに重ねられていくプリント類を纏めて、ファイルに入れた。
今日の放課後に渡しに行く予定だった。
話を聞くと退院が近いらしい。
俺たちはAが退院したら、祝いでみんなで水族館に行く事にした。
今はみんな予定調整して、なるべく空けてる。
自分の教科書を引き出しにしまい、部活も引退した俺は特にやることが無くて教室には誰も居ないのでそのまま机に突っ伏して、授業が始まるまで待とう。
そう伏せたまま寝てしまった。
.
？「…ねぇ、起きて。」
モ「…ん？」
誰かに肩を揺さぶられた気がした。
なんか、聞き覚えある声なような。寝ぼけ眼で目を擦って目の前の人物を見た瞬間、俺は目を見開いた。
モ「A！！」
A「うん、退院した。傷の方はもう全部治ったから大丈夫。
あと、記憶もまあまあ戻ってきたし。」
モ「はぁー、良かった。びっくりしたよ」
時計を見ると、一時間目の授業が始まる十分前。
クラスの奴らはみんな登校していて、教室は騒がしくなっていた。
Aはちょっと前に来たらしい。
んで、俺が寝てたから起こした、との事。
後でシルクたちにも言わなきゃ！とワクワクしながらその後は授業を受けた。
.
放課後。Aがいきなり来た衝撃で、すっかりプリントを渡すのを忘れていたので、帰り際にファイルごと渡しておいた。
二人で教室から生徒玄関に向かい、下駄箱に差し掛かった。
すると三年生の下駄箱に、シルクとダーマが居た。
二人はこちらを見ると、やはりびっくりしたのか早足で駆け付けて来た。
シ「お前ッ…… 退院したなら早く言ってくれよ〜！」
A「あはは… 今朝、みんなと早く会える！って思って、LI○Eするの忘れてた。」
シ「まぁ許すわ。もう大丈夫なんだよな？」
A「うん。完治したし運動だって出来るし。元気だから大丈夫！」
ダ「それなら良かった。…お前が居ない間、なんかつまんなかったし。」
A「心配掛けてごめんね、さ、行こ！帰ろ！」
Aが俺たちの背中を押した。やめろよ〜 って笑いながらシルクがツッコミを入れていた。
秋に突入し、制服だけでは少し肌寒いような気がしたが俺たちはそんな事も気にしずに全力で自転車を走らせた。
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こた - 全員分のルートがあるのでしょうか？更新頑張ってください！ (2019年9月18日 0時) (
レス) id: 6209d012cf (このIDを非表示/違反報告)
せいら/うおたみん(プロフ) - 〈シルクルート〉ってことは…？！まさか？！最後にちょっと不機嫌だったあの方ルートも？！…勝手に想像すみません笑 (2019年9月5日 22時) (レス) id: 2c14e8117c (このIDを非表示/違反報告)
www - 更新待ってマース。 (2019年8月26日 8時) (レス) id: bb2f701b11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小鳥遊未來 | 作成日時：2019年6月24日 10時
