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Aside
A「(…避けていない!?これだけ強力な血鬼術を使う事が出来る鬼なのに…?)」
手応えが殆ど無い様子だ。
これだけ強力な血気術を使う鬼なのに。驚く私たちに対して、刎ねられた首が語り掛ける。
魘「あの方が’’柱,,に加えて’’耳飾りの君,,を殺せって言った気持ち…凄くよく分かったよ
…存在自体が何かこう…
とにかく癪に触って来る感じ」
A「し、死なない…!?頸を刎ねたのに…」
炭「(どういう事だ…!?)」
魘「素敵だね その顔…
君たちのそういう顔を見たかったんだよ…うふふふ」
A「…ッ、何なのよあんた…」
魘「頸を斬ったのにどうして死なないのか教えてほしいよね?…良いよ、俺は今気分が高揚してるから」
刎ねられた頭は頸から新たな体?を再生し、その肉体は列車に張り付くように固定されていた。
鬼は私たちをまた、見下すように嘲笑い話し始める。
魘「赤ん坊でも分かるような単純なことさ
うふふっ…
炭「ッ、じゃあ…」
魘「今喋っている
頭の形をしているだけで頭じゃない
君たちがすやすやと眠っている間に…」
A「(まさか……!?)」
嫌な予感が脳裏をよぎる。
最悪な展開、鬼狩りとは言え私たち二人がかりで全員を救助する事はとても不可能だ。
顔が青ざめてゆくのを感じる。
A「や、辞め…て…」
魘「ふふ、可愛いねぇ…お願いしたって事実は変わらないさ
…そう……
俺はこの汽車と’’融合,,した!」
A「ッ…!」
炭「(まずい……!!)」
魘「この列車の全てが
俺の血であり肉であり骨となった…
…うふふっ、その顔!いいねいいね…分かってきたかな?つまり…
この汽車の乗客二百人余りが俺の体をさらに強化するための餌…そして人質」
A「…罪の無い人を殺すのは…辞め
魘「…分かりやすく説明してあげているんだからさ…さっきから煩いよ?
Aは黙っててくれないかな」
A「…う……」
魘「まぁ良いさ、Aだけは死なせる気は無いよ
…ねぇ守りきれる?君たちはたった二人で
この汽車の端から端までうじゃうじゃとしている人間たち全てを…
俺に’’おあずけ,,させられるかな?」
魘「…まぁ一人は
炭「ッ、、、!」
魘「ふふふっ」
*
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もん - とても面白いですっ!!魘夢君好きにはたまらないですね!? (2020年10月22日 17時) (レス) id: d3b3bddaab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小鳥遊未來 | 作成日時:2019年11月25日 21時