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Aside
煉獄さんと別れ、数十分歩くと鬼殺隊の本拠地…すなわち産屋敷邸が見えてきた。
一歩、また一歩と近づくたびに気分は高まっていく。
産屋敷邸のお庭に差し掛かった。
…誰か居ないかな…？
隊員とは言え、何も言わずに玄関までずかずかと入り込むのは失礼だと思う。
周りを見渡すと、ご息女様の一人がお見えになった。
に「…Aさん。お早いですね、さぁ中へどうぞ。」
ひ「Aさん、こちらへどうぞ。」
A「は、はい！ご案内ありがとうございます…(えっと… にちか様と、ひなき様…かな？)」
相変わらずそっくりだなぁ…
ひなき様とにちか様に手を引かれ、玄関へと案内された。
そしてお館様のお部屋へ向かう。
ひ「お館様は、今日の対談を心から楽しみに待っていました。」
A「それは嬉しい限りです…！私の方も、とても心待ちにしていましたので。」
に「ふふ、Aさんはお館様に愛されていますからね。…さぁ、お入り下さい。」
ご息女様たちとお話をしているうちにお館様のお部屋へ到着した。
緊張感が走る。
私はそっと襖を開けた。
A「…失礼します……
…！お久しぶりでございます、お館様！」
お「こんにちは、A。
元気に過ごしていたかな？」
A「は、はい…！
こちらこそ、お館様も穏やかな様子で良かったです。
今日という日を心待ちに望んでいました。
よろしくお願いしますね。」
お「そうだね。
…そんなに畏まっていないで、座ったらどうだい？脚が疲れてしまうよ」
A「な、何故私が立っていることを…」
お「君の事は見えていなくても…なんとなく分かるからね。」
A「何でもお見通しなのですね…」
お「大切なこどもの一人だから。
さぁ、お座り…」
A「では失礼します…」
予め敷かれていた座布団に正座をした。
丁度お館様と対になる場所だ。
…何を、お話しようか…
迷う私より先に、お館様が口を開いた。
お「A。杏寿郎が君を任務に推薦した事については聞いているかい？」
A「はい、先程こちらへ向かう前に炎柱様から直接お聞きしました！…精一杯戦いたいのですが、私では力不足ではないでしょうか…」
お「話が早いね。
それについてなんだけど、君以外にも三人程隊員を向かわせたいと考えていてね。
炭治郎、善逸、伊之助と協力して任務を行なってほしいんだ。」
A「…承知しました！それは心強いです！」
＊
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もん - とても面白いですっ！！魘夢君好きにはたまらないですね！？ (2020年10月22日 17時) (
レス) id: d3b3bddaab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小鳥遊未來 | 作成日時：2019年11月25日 21時
