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Aside
炭「あ、おーい!A!善逸!無事だったか!」
伊「随分時間掛かってんからよぉ、もしかしたら って思ったぜ」
A「まぁ、ちょっと私が手こずっただけ。善逸が助けてくれたから大丈夫だった」
伊「?行きには久遠に泣き付いてたのにか?」
A「そ。すごく強かったよ、鬼の頸を斬ったのも善逸だし。」
善「はは… そんなに褒めるなよ!嬉しくなっちゃうじゃねぇか!」
炭「凄いぞ善逸!Aも頑張っていたんだろう?そんな気がするよ。
…ところで犠牲者は…居たのか?」
A「あ、それなんだけど… 男の子が一人倒れていて酷い怪我だけど、息はあった。
私の羽織を止血に使ったからきっと血は止まったと思うよ。」
炭「そうか… こっちは、鬼が二匹居たんだ。俺と伊之助で倒したんだけど、女の子が喰われそうで焦ったよ。」
善「その子は無事なの?」
炭「あぁ!確かその女の子は稀血で…
二匹の鬼に狙われていたんだけど、何とか伊之助と力を合わせたお陰で守れたよ!」
A「へぇ、炭治郎と伊之助、すごいね…」
伊「……あったりめぇだ!当たり前の事をしただけだ!権八郎!(←炭治郎)久遠!俺をほわほわさせんな!調子が狂うぜ!」
炭「あはは… ごめんって、伊之助」
A「はは…」
伊之助は褒めたり親切にするといつもこの調子だ。
そして伊之助は、実は私の名前だけ間違えないのだ。少し嬉しい。
騒いでいるうちに夜明けが訪れた。
朝方、町の町長に全ての鬼を討伐した事を伝え私たちは町を去った。
あれから町では誰も消えていないらしい。
三人と別れて自宅へ足を運んだ。
陰る森の中。
ザッ、ザッ、と足音が聞こえる。
…誰だ。
A「…何よ、誰も居ない…」
確かに足音はして居たのに。
近くの木陰を調べたのだが、誰もおらず動物の仕業でもないみたいだ。
…鬱陶しい、気持ち悪い。
自然と足は早まり、早々に森を抜け帰路に着いた。
*
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もん - とても面白いですっ!!魘夢君好きにはたまらないですね!? (2020年10月22日 17時) (レス) id: d3b3bddaab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小鳥遊未來 | 作成日時:2019年11月25日 21時