私たちのひかりクラブ (ページ3)

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弐ページ3

ディーリヒテザイテ！
ディーリンケザイテ！

発見！

ディーヒンターザイテ！

逃がすな追うぞ！

フェアフォルグ！
ベフライエニヒト！

ゴウンゴウンゴウン…
ピーピーピー…

発見しましたゼラ！
タミヤとニコ達が追跡中ですゼラ！

笛の音3回！
もうすぐですゼラ！

ヴィアハーベンイームアインゲホーレン！
アイネザックガッセ

追い詰めたあいつです!!ゼラ

もうやつに逃げ場はないと言っています！ゼラ

ピーピーピー…ピーピーピー…

光に照らされた彼は抵抗する術なく捕まった

イッヒヴィルニヒツメア！
ヴィアヴェルデンゲゼーエン！

デアシュテッツアンクト！

ダスマンラデットアイネシュルトゥアウフズィッヒ！ダスゲハイムニス！

ダスリヒト！

フェアバントデンシュトエレンフリード！

｢な…なんだよ…お前ら…や…やめろ…｣

ヴィアヴォーレンベシュトラーフェン！

この男は我々の聖なる地を見てしまいました！ゼラ

そうこの秘密基地を!!

エアモルド！
エアモルドデムマン！

そしてこの男は見てしまいました、ゼラ

そうです！あれを見てしまいました！ゼラ

ディーベシュトラーフンク！

ゼラ！この男に裁きを！

｢63手後が黒のナイトでチェックメイト｣

ゼラと呼ばれた少年はチェスの駒を動かし、ほくそ笑んだ

ゼラ！ゼラ！ゼラ！ゼラ！ゼラ！ゼラ！ゼラ！

｢な…なんだよ…？｣

｢そうか…この男はあれを見てしまったのか…｣

面白そうに、残念そうに、どこか高揚した声でゼラという少年は口を開いた

｢脳ミソくり抜いていいですか？ゼラ｣

｢やめっ｣

｢あ〜ん、私にやらせて｣

｢まっ…待ってくれ、俺は本当に何も見ちゃいねぇ！本当だ！｣

物騒な言葉が飛び交い、男は恐る恐る目を開いた

｢お前…常川…？お前2組の常川じゃねぇか！てめえ俺にこんなことしてただですむと思ってんのかよ！？｣

｢常川。それはある共同体においてはそう規定されている。しかし、僕の血は常川か？ＮＯ。僕の肉は常川か？ＮＯ。常川とは曖昧で実体がない。ここ、光クラブにおいえ、我はゼラと規定される｣

｢光クラブ…？ゼラ？｣

常川…いや、ゼラのつらつらと述べる言葉に、男は理解が追いついていないようだった

｢この男をどうすべきか…みんなの意見を聞かせてくれないか｣