吸血姫と呼ばれた少女II【ワンピース】 (ページ18)

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旅立ページ18

数ヶ月後…

『今まで世話になった！ありがとう！』

革命軍の人間たちとの別れが来た

｢うう、Aちゃん、ちゃんと朝起きれる？ご飯食べれる？｣
｢あんたに会えなくなるなんて…｣
｢Aガールぅぅぅ｣
｢｢｢｢｢｢Aちゃァァァん/さァァァん｣｣｣｣｣｣

『みんな心配しすぎ…あたし、そんなヤワじゃないし、また、会いに来るし！今生の別れじゃないのよ？』

涙でグチョグチョになった子供達
心配そうに眉を下げる人
革命軍のトップの方たちも泣いてる

『今まで本当にありがとう！傷の手当に、ご飯に、訓練に。感謝してる。また会いに来るから、ね？』

Aは深々お辞儀してみんなと抱き合う

『みんなの言うこと聞くのよ』

｢今度は僕たちが可哀想な子供たちを救う｣
｢私達にしか分からない辛さから、解放してあげたいの｣

『ええ。新聞に乗ることを楽しみにしてるわ』

ニヤ、と悪い顔をするAとファミリー

遠くで、見ていたサボは何故かエースとルフィと3人兄弟のことを思い出してしまった

すると、急にここの気候とは違う、炎の前に立った時のような暖かい風がフワッとサボの周りを包み、帽子を慌てて押さえる

｢エース…?はは、Aのことがそんなに好きなのか？……A、そろそろ船出だ、行こう｣

『じゃあね。元気で、いい子でね!!今までほんとうに、ありがとぉぉぉぉ！』

船から乗り出してブンブン手を振る

艷めくAの髪が青い空と海に映えて美しくなびいている

もう大丈夫
Aの心の中にエースや親父は生きてる

｢お元気で！｣
｢連絡しろよぉぉぉぉ！｣

_＿＿それから数日サボの、革命軍の船で進んだ

｢A、なんで荷造りしてんだ?｣

『あぁ、サボ。あたし先に飛んでいくから』

｢なんで、また…｣

『どうしても、一人で行きたい所があってね。ドレスローザに行く前に』

｢そうか…｣

肩を落としてあからさまに落ち込むサボは犬のようで笑ってしまうA

『はははっ、犬っころみたいだわ、サボ。あなたもいずれ、1人で訪れたくなるところよ。…じゃあ、また、ドレスローザでな』

｢…1人で訪れたくなる所？まあ、気を付けろよ！｣

『ありがとう！サボもね！』

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魚人島にルフィたちがいる間、
Aちゃんは革命軍で活動していました