吸血姫と呼ばれた少女【ワンピース】 (ページ25)

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予感ページ25

ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙガチャ

｢A｣

『ロシー！ローのビョーキは？！電伝虫を使ったってことは、いい報告?!早く帰ってきてちょうだい。ファミリーが皆いなくなってしまったの。私は置いてけぼりでどこかいっちゃったのよ！』

電伝虫片手にAは頬を膨らます
そんなAの姿が目に見えるようでロシーは悲しげな顔で微笑む

｢俺はローにオペオペの実を食わせる｣

ロシーの声は変に落ち着いている

『…それで、治るの？でも、それってドフィたちが、言ってたような…』

｢ああ。こんなことしたらドフィは怒るだろうな｣

『…こんなことって…なんだか嫌な予感がする。私、ロシーのところに行く』

｢あ、おい！だめだ！だ、、、から、、ドフ、｣

爆発音のような音が遠くで聞こえた気がした

電波が悪いのか、はたまた嫌な予感が当たるのか

どちらにせよいいことは無いであろう

『今向かう!!』

Aは適当にポンチョを取り、足早に拠点を出た

島の名前はミリオン島

Aは悪寒と鳥肌がたち、出し切れる限りの力で飛んだ

こういう時の予感というものは何故かよく当たるものなのだ

ロシーが海軍だとバレてしまっていたら…？
Aが元海軍だとバレていたら…?

Aの頭を嫌な妄想が駆け巡る

急がなくては、手遅れになってしまう

そんな気がした

北風が頬を切り、冷たい
冷たい風は火照った頬を冷やす

流石にポンチョだけでは凍死しそうだが、そんなことより2人のことが気になる

2人とも、無事でいてくれと願う

Aはただ守りたいだけ

愛する人を