失ってから気づく

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壱馬 side









樹とやましょーさんと一緒にAを担当してくれた医者について行き、Aの状態を聞こうとしていた。









彰 ｢…壱馬、Aは大丈夫だから。そんな怖い顔すんな、樹も、な、？」







壱 ｢……はい」









やましょーさんの言う通り、きっとAは大丈夫。病気とかなにもない、はず。









医 ｢……どうぞ、おかけになってください」







壱 ｢…失礼します。」









3人が席に着いた時
担当医は口を開いた。









医 ｢……お身体には異常はありません。」






樹 ｢……っよかった、」







医 ｢……ですが、今回倒れた原因が、極度のストレスと疲労です。」







壱 ｢……っ、スト、レス」









"ストレス”この言葉は今の俺にとったら、すごく怖かった。




ストレスによって、Aが疲れて、自分で命を絶とうとしてしまうかもしれない。




俺に迷惑がかかるからと1人でかかえこむかもしれない。









医 ｢2日間ほどで目は覚めると思います。できるだけ、そばにいてあげて下さい」









壱 ｢…はい、ありがとうございました。」









彰 ｢……ストレス、か、」






樹 ｢……俺らのせいですかね。」






壱 ｢…それもあるけど、とりあえず陣さん達にAの報告をして、Aの病室行きましょ」







樹 ｢ですね」









健太さんの病室に戻り、みんなにAの状態を話していた。


さっきまであんなにガミガミ言っていた北人は、下を向いて、少し震えていた。









……っ、なんでてめぇが震えてんだよ









この時、この場にくそマネがいないことに気づいていれば良かった。









また俺は､､Aを苦しませることになるなんて、少しは予想していただろうか。

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