失ってから気づく

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翔吾 side









壱馬達が帰ってくる前

年下組に問いかけていた時、俺は急に体が壁にあたり、すぐに痛みが走った。









翔 ｢……った」









痛い、誰が俺のこt……！！！


ほ、くと？

なんで？なんで、あいつが？









北 ｢ごちゃごちゃうるせーよ」






翔 ｢……あ？？」









このまま北人と戦えると思った。




でも今の自分の状況が、とても不利だと言うのも感じていた。





そんな時だった。









壱 ｢なにしてんねん」









ああ、壱馬。
ごめんな、俺Aを守るために必死になったから、こうやって北人にやられたんだ。









壱 ｢……おい北人お前は、なんでメンバーをそこまで離させたいんだよ」






『……っ』








北 ｢……はぁ、Aも壱馬もなんもわかってないなぁ」








壱 ｢……あ？てめぇさっきから何を言いやがる」









今思えば、北ちゃんの性格は変わったと思う。









昔、誰が見ても優しい雰囲気がすごく出ていて、北ちゃんにファンが多い理由もなんとなくわかっていたつもりだった。









でも、今はどうだろう。







あの優しい雰囲気は少しもなくて、今はどちららかと言うと恐怖というイメージの方が強い。









壱 ｢……北人、お前の何が変わったとかしょーみどうええよ、けどな、お前があのくそマネと一緒にAとか健さん、翔吾まで巻き込む意味がわかんねーだよ」









北 ｢……っ、お、俺、は、健太さんをつきおとしてない！！！」









そう言った北ちゃんは見たことがないくらい、震えていた

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