失ってから気づく

． ページ32

A side









昨日は山本さんと岩谷さんが心を開いてくれて、話してくれた。

でも私はちょっと怖くて、壱馬さんに頼ってしまったけど。今日なら多分大丈夫だと、おもう。









『おはようございます。』





壱 「おー」




彰 「おはよー」




樹 「はよ」









みんな前とは違って、挨拶してくれた。









……でも、なんか今日は一段と楽屋の空気が重くて。



いつもなら早く来てる、陣さんやりきやさんがいなかった。









『あの壱馬さん、今日は陣さんとかいないんですね』




壱 「あーなんか社長室呼ばれとった」




『……え、？』




彰 「詳しくは俺らも知らんけどな、呼ばれとったんよ」




『そうなんです、ね、』









なんでだろう、私が今一人で悩んでてもわかんないか。








なんて思いながら、壱馬さんの隣に座ろうとした時に陣さんやりきやさんが帰ってきた









龍 「……あっ、おかえりなさい」




陣 「ああ、」




昂 「…っ、どうしたんすか、なんか今日空気重いんすけど」









少し遅れてきた鈴木さんが言っていたことは、私も共感できるくらいの言葉で。









り 「……その事で全員集まったら話す。」




慎 「……え、なんすか、ほんとに。」









この時はきっとRAMPAGEみんなで、協力したりして解決できる問題なのかなって思ってたけど。









その話がまさか自分に関わってくる話で、相変わらず壱馬さんや樹さん、山本さんや岩谷さんに、与那嶺さん。今はまだ来てないけど、神谷さん。



このみんなは私が関わっている話を聞いても、「それは違う」と言ってくれて、そばに居てくれる。









私は1人になるよりも多くの人といたいから、有難いことだけど。







いつか私のせいで、辛い思いをさせてしまうかもしれない。危ない目にあってしまうかもしれない。









やっぱり私は孤独が似合う人かもしれない。









そんな考えはいつも外れて

みんなは関係なくそばに居てくれる。









あんな事があったのに、いつもそばに居てくれる壱馬さん。私はきっと貴方のことが好き。









みんなが危ない目に合うんじゃなくて、私がこの世に居たくないと思うほど追い詰められてしまう。

そんな現実が待っていることなど、自分でも考えてはいなかった。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

次少し話飛びます！

．→←．

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す