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｢ごめんなさい、ジェイドさん。
私、貴方を避けてました。｣
Aが、唐突にそう言った。
｢あの日、
ジェイドさんが人魚の姿を私に見せてくれた時、その想像を絶する美しさに、私はすっかり参ってしまって。
今までの自分の不遜な態度を省みたら、ジェイドさんに合わせる顔がなくなってしまったんです。
だから、貴方を避けてました。｣
｢…その結果、更に僕を追い詰めることになったんですね。｣
Aは、本当にすみませんでした、と額を地につける勢いで頭を下げた。
｢別にいいですよ。｣
そのお陰で、図らずも貴方に自分の想いを告げることができましたから。
心の中でそう呟く。
｢ふふ、ジェイドさんって意外と嫉妬深いんですね。｣
顔を上げたAは、先程の申し訳なさそうな表情とは一変して、ニコニコしながらそう言った。
｢フロイドさんの元から私を連れ出した時のジェイドさん、普段の様子からは想像もつかないくらい冷静さを欠いてました。すごくキュートでしたよ。｣
うふふ、といたずらっ子のように笑うAに、自分の頬が熱を持つ。
いけない。
彼女のペースに巻き込まれる。
｢さっきまで僕に押し倒されて、ガタガタ震えていたくせに生意気なことを仰いますね。
そんな
Aの後頭部に手を回し、こちらに引き寄せる。
２回目の接吻だった。
隙をつかれて驚いたAが身を引こうとしたが、手に力を込めてそれを許さない。
ようやく唇を離すと、Aは顔を真っ赤にして恥ずかしがっていた。
｢ふふ、いい気味です。｣
｢不意打ちはズルいです。｣
Aが手で顔を覆った。
そんな彼女に、ふと思い浮かんだ疑問をぶつけてみる。
｢Aはもう人魚を解剖する気はないんですか。｣
解剖と聞いて、Aはバッと顔を上げる。
｢とんでもない！
確かに私はジェイドさんを愛しています。
でも、それと同じくらい、解剖することが好きなんです。｣
｢じゃあ、僕以外の人魚…例えば、フロイドを解剖することはできますか？｣
僕の質問に、Aは首を横にふる。
｢そんなことしたら、ジェイドさんに嫌われます。｣
｢僕が万が一OKしたら？｣
Aは、目を輝かせて言った。
｢もちろん、喜んで解剖させていただきます！｣
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ランカスター(プロフ) - レオンさん» コメントありがとうございます！！お気に召していただけたようで何よりでございます♪ ジェイドのみ副寮長、ご指摘の通りですね！見直してみて気づきました…。ガバガバで申し訳ないです 笑 コメント下さり本当にありがとうございます！ (2021年1月4日 10時) (
レス) id: d91d53123f (このIDを非表示/違反報告)
レオン(プロフ) - すごく内容好きです....!!!!!ｳｯ...！！オクタの副寮長はジェイドのみだと思います...！ (2021年1月3日 8時) (レス) id: 8a19b2b241 (このIDを非表示/違反報告)
ランカスター(プロフ) - mitoさん» コメントありがとうございます！！ジェイド最推しの方にお褒めいただいて嬉しいです♪書いてて自信が持てますし、とっても励みなります！どうぞ、最後までお付き合い下さいね！ (2021年1月2日 22時) (レス) id: d91d53123f (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - 更新頑張ってください！ (2021年1月2日 21時) (レス) id: ebda06392e (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - ジェイド先輩が最推しなので最高です！大好きです！愛してます！！更新あ (2021年1月2日 21時) (レス) id: ebda06392e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ランカスター | 作成日時：2020年12月16日 15時
