向日葵畑に星空を《F.Joitiro》 (ページ27)

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あれから、まとくんたちも病院につき

4人で談笑していた

そして、待ち望んでいた時が来た

梨帆「あ、！いまAの手少し動いた！！」

梨帆のその言葉に一斉にあいつの方に向いた

『.....ん...』

藤原「A？わかるか？」

林「お、おれナースコール押すな」

末澤「A！！」

『ん...？...じっ...じょ...う...』

カスカスで、弱々しい声で俺の名前を呼ぶA

藤原「丈やで？」

医者が来るまでの間

俺らはずっとAに声をかけていた

医者が来てからは、色々と診断をしてもらい

完全に昏睡状態から復活したことを告げられた

梨帆「Aっ...！！！ほんとうにごめんな！！」

医者がいなくなるとすぐに梨帆は

Aに抱きついて謝罪をした

『謝らなくてええよ』

梨帆「で...でも！！わたし！」

『ええの、梨帆ならいつかまた来てくれるって信じてたから』

梨帆「A....」

ほらな？

やっぱり怒ってへんかったやろ？

俺は、Aと梨帆を微笑ましく思いながら見ていた

『丈何にやけとんの？きもいで』

藤原「にやけてへんわ！！」

末澤「そーえば、クリスマスの日どうやった？」

突然そう聞いてきた末澤

藤原「は？なんで今聞いたん？あほちゃう？」

林「そえば、丈から何も聞いてへんしAからもなんも報告あらへんな」

『すえちゃんきらい！！！』

末澤「なんで、俺だけぇ？」

林「まぁ、なんとなーくそのお揃いのネックレスでわかったけどな？(笑)」

にやにやしながら俺とAを交互に見るまとくん

その横でお？って感じな末澤

梨帆「まって？クリスマス2人ですごしたん？
うち聞いてへんよ？」

藤原「お見舞いきてへんかった梨帆が悪いんですー！ぜってー言わんからな！」

梨帆「A、今日電話しよな？いろいろ話そ」

『まぁ、ええけど？』

またいつも通りの俺らに戻った

これからもまた5人そろって笑いあえる

___だから、神様

______お願いします

__もう少しだけAに時間をください

せめて、あいつが流れ星にしたお願いだけでも叶えてやってください